開発中の135kHzリニアアンプ
微小出力の発振器から簡単に50W出力を得るため、およびHFのデジタルモード対応リグを周波数変換して135kHzでデジタルモードを送信するために、小型の50Wリニアアンプを開発しています。当然、出力のLPFを替えれば500kHz帯も対応可能です。
試作1号機
- 2SK3628×2個 B級プッシュプル増幅回路
- 電源12V、入力1.4Wで出力50W(バイアス控え目)、消費電流約7A
- 放熱器サイズ100×50mm
- 写真右下はローパスフィルタ。ミシンのボビン(ダイソーで9個105円)をコイルとして使用。
- FETの定格が大きすぎるため、50W機としては保証認定が許可されないと思われる。
試作2号機
- 2SK2382×2個 B級プシュプル増幅回路
- 電源12V、入力 0.1Wで出力50W(完全なバイアス、直線性良好)。FETのゲインが高い
- 青色LEDでバイアス電圧を作り回路を簡略化
- 基板サイズ75×50mm。配置の工夫およびコイルの小型化により、さらに小さくなるかも。放熱器は100×50mm以上
- 50W機として保証認定されるはず
- ドレイン電流が10Aを超えるとFETが焼損する。ヒューズかリミッターが必要。
- ゲインが無駄に高いので、アッテネーターかNFB回路で補正が必要。
- ドライバーアンプとして2SC4793か2SC3421を追加すると、1mW入力で50W出力が可能なはず
- 追記2010.12.18 2SK2382は耐電力が低いようで、連続送信テストでは簡単に焼損しました。2SK3628を採用します。
これだけの小型化には、コイルの製作が鍵になります。作り方は次回以降に説明します。
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