昨年に続いて2度目のハムフェア参加。今年はサテライトNOW!の出展者です。
サテライトのアンテナ展示は大好評。財布をゴソゴソしながら「おいくらですか?」と尋ねられる方も…。今回は非売品です。申し訳ありませんm(_ _)m
販売店ブースで「サテライト通信にどうぞ」と書かれた、某メーカー製の同程度の大きさのアンテナに触ってみたのですが、重さがまさに「桁違い」。同じくらいの性能のアンテナとは思えないくらい重いです。これに比べると私の自作アンテナは超軽量で、購入のご要望があるのもよく分かりました。
ICレコーダーと自作の乾電池式小型アンプによる交信記録の再生も好評でした。これもサテライトを紹介する機会があれば持って行こうと思います。
1日目の夜はサテライター宴会で盛り上がりました。TNX
サテライト、移動運用、自作、CW、マイクロ波など幅広く興味があり会場内をウロウロしていたので、会場に来られたにもかかわらずアイボールできなかった常連さんもおられるようです。また機会がありましたらよろしくお願いします。
私はある意味で特殊な職業で、一般の方とあまり話をする機会が無いので、アマチュア無線を通じて、様々な分野に興味を持った方とお会いすることができて大変勉強になりました。また、私は学生時代、このような場に参加する機会が無く、今では貴重なチャンスを逃してしまったと後悔しています。特に中・高校生の皆さんは、ぜひ参加してみてください。新しい世界が開けてくるでしょう。名古屋周辺でしたら新幹線で日帰りも可能です。
ブースで出た質問とその答えをまとめておきます。
サテライト編
Q: どんな設備が必要ですか?
A: 説明用の資料を用意するのを忘れていました。西日本ハムフェアの時に用意した資料(PDFファイル)を載せておきます。注: 最新の記述では無い部分があります
Q: ウチのGPではVO-52も全然聞こえません。
A: 「タワー上のGP」ではケーブルロスが大きく、全く聞こえないことも多いようです。ケーブルを短くした「ベランダのモービルホイップ」の方が受信には有利です。
Q: 交信中、アンテナはどのくらいの頻度で方向を合わせていますか?
A: 2~3交信(1分弱)に1回くらい方向を修正します。右手でパドルを打ち、ログを書き、左手で周波数を合わせながら、手動でアンテナを動かしています。
Q: DO-64の周波数が分かりません。
A: 午前中のパスはダウンリンクが公称値より6~10kHzほど高く、途中からONになる夜間のパスでは、さらに周波数の変動があります。また、アップリンク周波数は435.530~570MHzとなっていますが、実際に使える範囲は435.550~580MHz付近のようです。
Q: 144/430MHzの給電部分はどうなっていますか? SWRの調整方法は?
A: 資料の通り、144MHzは小型の強制バラン(ノイズ対策用、無くても使用可能)、430MHzは直接給電です。144MHzはアナライザーを持っているので、ラジエーターを1cmほど長く作り、切り詰めて調整しました。SWR計だけでは調整が難しいと思います。430MHzはSWR計しか持っていないため詳しい特性は分かりません。設計値通りに作ってSWR=1.2前後になり、そのまま無調整で使っています。
HF編
Q: マルチバンドモービルホイップアンテナで、0.3mm2の細いビニル線ではコイルが熱くなりませんか?
A: その通り、コイルの損失が多いバンドでは熱くなります。50W連続送信ではその点を改良する必要があります。
Q: 沖縄で、1.9~1200MHz+サテライトの全バンドを運用する時、どんな設備を使ったのですか?
A: ブログで紹介すると宣言していながら忘れていました。すみません。今度こそ書きます。
Q: ローバンド用のホイップアンテナで、頂部に容量環を付けたらどうなりますか?
A: 少しだけ試したところ、わずかな荷重でも釣竿が垂れてしまい失敗でした。あるブースで、容量環付きのアンテナが展示されており、興味深く拝見させて頂きました。普通の釣竿より先端部分が太くできていました。釣竿の先端部分を取り替える、または切り捨てたか、アンテナ用の特殊な竿を使っているようです。
最近のコメント