135kHz QRPトランスバータの製作
「135kHzは出力100mWあればOK」という方も多いはず。そんな方のために10MHzを135kHzに変換するトランスバータ(正確にはDBMを使った双方向コンバータ)を作ってみました。要するに10.135MHzを135kHzに落とすものです。
シャーシは余裕をみて大きめにしました。放熱板を小さくすればFT-817サイズになるはずです。うまく動作したらプリント基板を起こして量産体制?…ついでにダミーロードも付けて(^^)
ただ、FCZ10.7コイルを10MHzに同調させるコンデンサなど、いくつか不足部品があり、完成は次回の買い出しまで持ち越しとなりました。
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(2008.12.14 20:20追記)
とりあえず手持ちのコイル・コンデンサで同調を取り、IC-703を親機としてテスト開始。マッチングが合っていないため発振回路の出力が設計値よりかなり低く、オシロスコープで135kHz 数mWが確認できる程度。送信をダミーロード、受信をTH-F7+付属ホイップアンテナでは信号を確認できません。
また、135kHzに設定した低周波発振器の出力を開放にすると、受信機をどんなに近付けても受信できません。発振器の出力にダミーロードを接続すると、ようやく信号の存在を確認できます。HFとは異なり、「開放端から勝手に電波が放射される」ことは無いようです。
午後から大須に出掛け、コイル・コンデンサ、10MHz, 14MHz, 18MHzの水晶などを購入しました。HFの10Wファイナル用のトランジスタが、名古屋で入手できなくなりました。量産するには入手先を確保しなければ…
「親機の周波数が異なるトランスバータ同士で交信できる」ことを確認するため、2台目の製作を始めました。
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コメント
> 「135kHzは出力100mWあればOK」
図星です・・・
ところが 問題は、HFリグで最小パワーが5Wというリグもあることです。
5Wの10メガ と 100mWの135kHzが飛び交う状況だと、どちらの信号で交信したか確信が持てないかも知れません。
片方は親機の周波数を10メガとして、もう一方は親機で別の周波数を使うことが出来ると完璧と思うのですが、可能性はありましょうか。
P.S.
今夜の昭和区、楽しみにしております。
投稿: 匿名希望 | 2008年12月14日 (日) 08:25
ダミーロード専用とする場合、
放送波などでコンバータ部分が飽和することは無いので、
周波数を切り替えても、バンドパスフィルタを省略できる可能性があります。
もしそうだとすれば、
水晶の差し替え(切り替え)のみで親機14MHzや18MHzに対応できます。
さっそく試作してみます。
貴重なアイデアありがとうございました!
投稿: JO2ASQ | 2008年12月14日 (日) 11:11
>うまく動作したらプリント基板を起こして量産体制?
予約~\(^O^)/
予約...できるかな?
投稿: 匿名希望 | 2008年12月15日 (月) 19:48
「ダミーロード型ホイップアンテナ」は予約受付中です(^^)
投稿: JO2ASQ | 2008年12月15日 (月) 20:34