« 北海道SATの録音 | トップページ | 135kHz至近距離QSOについての理論的考察・その2 »

2009年5月26日 (火)

135kHz至近距離QSOについての理論的考察

相対利得GTの送信アンテナと相対利得GRの受信アンテナを対向して置いた時、受信電力PR

  PR=(λ2/59d2)GTGRPT  …(1)

となる。ここでλ[m] は波長、d[m] は距離、PT[W] は送信電力である。パワーアンプを使わないトランスバーターでは PT≒10-1、ダミーロードの相対利得は -90[dBi] 程度らしいので、λ=2.2×103, GT=GR=10-9

一方、受信周波数の下限を100kHzとしているI社のリグでは受信感度を -6dBμ≒0.5μVrms と公表している。P=E2/R より PR=5×10-15

(1)より、受信可能な最大の距離dは

  d=√(λ2GTGRPT/59PR) …(2)

各値を代入して計算すると d=1.3[m]

すなわちトランスバーター+ダミーロードの送信出力を、ダミーロード+I社のリグで受信するには1.3m以内に近付かなければならない。

ここで2SC1815の1石プリアンプ(利得20dB)を導入すると GR=10-7 となり d=13[m]。この程度なら実用的になるでしょう。実際に作りました。

参考文献: 1・2陸技1総通の徹底研究無線工学B、安達宏司著、東京電機大学、1993

|

« 北海道SATの録音 | トップページ | 135kHz至近距離QSOについての理論的考察・その2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 135kHz至近距離QSOについての理論的考察:

« 北海道SATの録音 | トップページ | 135kHz至近距離QSOについての理論的考察・その2 »