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2009年5月27日 (水)

135kHz至近距離QSOについての理論的考察・その2

[1]からの続き

実効長0.1mの微小ダイポールアンテナで受信した場合の最大到達距離を別の方法で計算すると以下の通り。

相対利得 G 、放射効率 η のアンテナに電力 P[W] を供給したとき、最大放射方向で距離 d[m] の点における電界の強さ E[V/m] は

  E=7√(ηGP)/d  …(3)

である。電界強度 E[V/m] の点に実効長 Le のアンテナを最良の状態に置くと、アンテナに誘導される電圧 V0

  V0=E Le [V] …(4)

である。(4)に(3)を代入し、dを求めると

  d=7 Le √(ηGP) /V0 …(5)

を得る。ここで、ダミーロードの相対利得 -90[dBi] より G=10-9, 出力を前述の通り P=10-1[W], V0 を前述の通りI社のリグに合わせて 5×10-7[V], Le を 10-1[m] とする。

ηはアンテナに供給する電力に対する放射電力の割合であり、アンテナの放射抵抗を Rr, 損失抵抗を Rd, 電流を I とすると

  η = Pr/P = I2Rr/I2(Rr+Rd) = Rr/(Rr+Rd) …(6)

微小ダイポールアンテナの放射抵抗は、アンテナの長さを L [m]とすると

   Rr= 80π2 L22 …(7)

である。既出の L および λ の値を代入すると Rr=1.6×10-6[Ω] となる。損失抵抗を 10-2 [Ω] とすると η=1.6×10-4 。式(5)に代入すると d=0.56[m]

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