2009年6月7日 17県SAT・V/UHFローラー2日目
甲斐市で車中泊して朝のAO-51でおはようコール。次の目的地の韮崎市へ。ちょうどEFEさんが地上波に出ていたので、河川敷でワッチしたところ聞こえず。これは高い所に登らないと無理か?と思い、墓地脇の空き地を発見。次のAO-51に間に合いました。
地上高を稼いだとはいえ、地上波の東向きビームは甲府市と山梨市の境界にある山脈に掛かってしまうようで、ビーム合わせが難しかったです。前日は悪天候で視界が悪く、富士山は全く見えませんでしたが、この日は快晴で富士山ビームも確実。11県と難なくQSOできました。
次は再び甲斐市。堤防に上がれる場所が無く、仕方なく堤防の下から。このロケでは地上波は断念か?ところが建物のすき間からうまくパスが通ったようで1200MHzでも順調にQSOできました。
VO-52の低い東パスで中巨摩郡昭和町。ところが「合併で一町だけ残った郡」によくある工場密集地帯で駐車スペースが見つからず、VO-52には間に合いませんでした。甲斐市よりさらにロケは悪くなりました。ところが、丹念にビームを探っていったら結構強力にできました。
最後は甲府市。とうもろこし畑の中から強力な信号を送り込みました。
SATローラーでは次の目的に着くとSATまで10~20分ほどしか空き時間がありません。1200MHzをこまめにワッチしていましたが、FMのラグチューが時折聞こえるのみでマイクロ波移動関係は一度も発見できず。2400/5600MHzは出番が全くありませんでした。Web等でリアルタイム情報をチェックしないと交信は難しいかもしれません。
帰りは全てのPA・SAでHFをワッチしてみました。しかし、Es大爆発というほどでは無く、また大混雑で運用に集中できる状況に無かった所も多く、運用は無し。
ビームアンテナで1200MHz CWを運用するコツ
- 単独の山より、山が連なっている所が反射源として有効。
- CQ1回ごとに、ビームを一つの山ごとにスキャンすると強くなる方向を見つけやすい
- 430MHzと1200MHzのビーム方向は類似しているので、430MHzの指向性の強いアンテナがあれば、あらかじめビーム方向を探っておくと有効。144MHzとは伝搬が違うようであまり参考にならない。
- 地上に建物が多くロケが悪い場所でも、反射源の山が見えればQSOできる見込みはある。
- 近くの障害物が障壁になっている場合、仰角を付けて電波がそれを越えるようにすると有効。
- アンテナをわずかに動かしただけでも強くなることがある(理論上は、干渉が最弱の位置から経路長が1/2波長=約12cm変わると干渉が最強になる)。
- 正反対の方向にビームを向けると、直接方向より強くなることがある。
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コメント
ローラーお疲れ様でした。
残念ながら仕事の都合でフル参戦出来ませんでしたが、多くのQSO頂きありがとうございました。
1200MHzは、笛吹市と山梨市は八ヶ岳方向(240度位)で最も強く入感し他はダイレクト方向でした。
私の設備でも、430MHzと1200MHzのビーム方向は、ほぼ一致しておりました。
投稿: SBU | 2009年6月 9日 (火) 23:27
各地からありがとうございました。
1200MHzは、こちらが狙った反射源とほぼ一致しています。
投稿: JO2ASQ | 2009年6月11日 (木) 23:31