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2009年7月29日 (水)

U/SHF試験信号発振器の製作と使い方

今週末のC2400祭りに向けて準備を進めています。

最近、2400MHzの受信感度が悪くて、このままでは高得点は望めず、ずっと気になっていました。かと言ってメーカーに調整を依頼しては間に合いません。(メーカーが不測の事態になった場合に備え、自力でやりたいのが本音)

U/SHF専用の測定器は持っていないので、手軽に感度調整する方法を考えました。また、周波数較正にも使えることが分かり、サテライト用リグの較正も同時に行いました。

Testosc [1] U/SHF試験信号発振器の製作

適当な水晶発振を逓倍して基準信号とします。発振周波数を24MHzにすると、144~5600MHzの5バンドに収まります。

  • 24×6=144MHz (CWの運用周波数 144.051MHz)
  • 24×18=432MHz (同 430.051MHz)
  • 24×54=1296MHz (同 1294.051MHz)
  • 24×101=2424MHz (同 2424.051MHz)
  • 24×240=5760MHz (同 5760.051MHz)

回路はFCZトランジスタ基板に組み、アクリルケースに入れました。発振周波数の端数を正確に合わせる必要はありません。安定性がそれなりに確保できれば(24MHzより高い周波数を保てれば)OKです。

Testoscpic経験上、この手の電源は下手な安定化電源を使うと失敗します(温度上昇によるドリフトがあるため)。コレクタ電流を小さめに設定し、新品の電池を使うことで周波数が安定します。

周波数が24MHzより低いと144MHzの下限から外れて調整できないので、24MHzよりわずかに高い周波数に合わせます。図の回路方式であれば、普通の水晶なら24MHzより高い周波数になるはずです。

[2] トランスバータ受信段の調整

発振器を動作させ、親機+トランスバーターで受信し、受信段のキャビティ調整棒のネジを回して(鉄製ドライバーで可)、感度最大に調整します。『2本の調整棒で最初は利得最大に調整する。その後、ノイズレベルが少なくなるように、ほんの少し調整棒を前後させ調整する。』(マキ電機プリアンプキットの取説より)

調整棒を利得最大の点から次第に押し込むと、急激に信号レベルの落ちる所があります。その状態で無信号の受信周波数に合わせ、調整棒をゆっくりと抜くとノイズが急激に増える点があります。その立ち上がりに合わせます。

結果は、普段からJA2IGYビーコンでチェックしている1200MHzは特に問題無し。ところが2400MHzの信号が見つかりません。アンテナと発振器を数cmまで接近させると、辛うじて信号を確認。調整棒を回したら一気にSメーターが振れました。2400MHzでCQを出しても呼ばれないのが納得。こちらが聞こえていませんでした(爆)

240倍高調波の5760MHzは激弱で、15エレループアンテナの真正面の数cmに持ってきて、ようやく信号を確認できました。5600MHz A1で交信すると(PLLバージョンなのに)QRHでピヨピヨと聞こえます。発振機を揺らしても受信音はあまり変化せず、トランスバーターを動かすと周波数が動くので、トランスバーターに原因があると分かります。

もう一つ注意する点は、受信においてもマッチングの合ったアンテナを使用しないと、稀に受信段が自己発振します。

[3] リグの周波数較正

(注: 失敗すると復元困難になります。自己責任でお願いします。)

こんな「えーかげんな」発振機で144/430MHzの周波数較正もやってしまいました(^^)。

基準となる発振機をどうするか。我が家で最も周波数精度の高い機械はIC-703(TCXO標準装備)です。しかしこのリグは144/430MHzに対応していないので、周波数較正を直接行うことはできません。

そこで50.010MHzのJA2IGYビーコン、先ほどの発振器、低周波用周波数カウンタを使います。実験に先立ち、温度の安定した場所に発振器を置き、電源を入れて数10分間エージングします。

  1. 周波数の基準とするリグ(以下、基準機とする)で50.010MHz CWを受信し、ビート音が設定通り(CW PITCH、私は700Hzを愛用)に合うことを確認します。無調整でほぼ合っていました(^^)
  2. 調整するリグ(以下、調整機とする)の取説「TCXOの取り付け方」の項目で基準発振器の開け方を調べ、発振モジュールのトリマを回せる状態で電源を入れます。
  3. 発振器の周波数を基準機で正確に読み取ります。IC-703は24.000MHzに正確な内部ビートがあって使えないので、48MHzで周波数を読み取りました。ヘッドホン端子に周波数カウンタをつなぎ、1Hz単位まで正確に読み取ります。
  4. 調整機に適当なアンテナ(ビニル線)をつなぎ、3.で読み取った周波数の3倍(48×3=144MHz)を電卓で計算し、その周波数をCWで受信します。
  5. 調整機のヘッドホン端子に周波数カウンタをつなぎ、ビート音が規定の値になるよう発振モジュールのトリマを調整します。わずかな動きでも周波数が大きく動くため、慎重に作業します。調整用ドライバで回せる最も小さい動きでも100Hzほど動くので、±50Hzに収まっていればOKとします。
  6. 3. の周波数の9倍(48×9=432MHz)を電卓で計算し、その周波数をCWで受信します。
  7. 調整が正しければ、ビート音が設定値に近くなっているはずです。その間に発振器の周波数がドリフト(数Hz/分)してきます、3.~6.を素早く、あるいは一定時間間隔で繰り返し、144MHzと430MHzの両方で正しく周波数が合うようにします。

実はIC-820の取説にはCW PITCHの値が書いてありません。とりあえず700Hzで調整したら144MHzと430MHzの値が合わなかったので、800Hzにしたらうまく合いました。

発振器の信号を144MHz CWで正確に受信しておき、その3倍の432MHz CWでも正確に受信できれば、調整は成功です。基準機の周波数が正しく合っていることの証明にもなります。

私のVO-52のアップリンク周波数は公称435.265MHzとなっています。実際はこれより300~400Hz低く、ダウンリンクが高めになっていたことにお気づきの方もいると思います。較正しましたので、次回からは145.8783MHz付近でAOSするはずです。

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2009年7月27日 (月)

2009年7月26日 JARL岐阜県支部大会

19032今年の会場は大野郡白川村。6時台のFO-29を高山市から出るため午前3時に出発、5時半には既に白川村へ。当地からは高速道路で一直線ですけど、23県からは相当遠いのでは? お疲れさまです。

予定通り高山市でSATに出た後、会場へ。SATが何とか2パス運用できるように駐車スペースを確保。到着後しばらくして雨が降り出し、見学者はほとんど居ませんでした。雨が激しくなり屋外に出られない状態。CONDXもサッパリで、移動運用をしようと期待して来られた方々は残念そうな表情でした。

2009gifu 午前中のスクールコンタクトの講演は、ロビーでアイボールしており聞き逃し。昼休みからはJA2RLの運用も空いていたので、1時間ほど7MHz CWをフィルター無し・電鍵持ち込みで運用。89QSOでした。キーイングのクセでOPはお分かりでしょうか(^^;)。そのため南極観測隊の講演も聞き逃しました。

実は私、学生の時に入隊の勧誘を受けたことがありまして…。「南極で野菜を栽培するとどうなるか」といったマジメな話から「昭和基地のビデオルームの品揃え」といった裏話に至るまでお聞きしたことがあります Hi

2009gifu2いつもより抽選会の当選確率が高いと密かに期待?するも会場は超満員。武芸川中学校の皆さんもアクティブに動いておられました。個人的には支部長の司会進行がとってもFBでした。

帰りはEスポの様子を見ながらのんびり移動。加茂郡富加町では直近に落雷。雨の中で犬山市江南市から運用しました。

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2009年7月25日 (土)

2009年7月20日 沖縄移動3日目

47003e47002n2FO-29の第1便は、SAT初町村と思われる島尻郡南風原町。ここは北が高く南が低い地形のため、SATで本土とのQSO数を稼ぐにはキツい場所です。何とか確保。

続いて町村マニア向けの中頭郡中城村。さとうきび畑の中の行き止まりです。

47002u47104VO-52の低いパスは沖縄道を○○km/hで飛ばして糸満市の美々ビーチ有料駐車場へ。HFも運用しました。この日は暑かった…。

さらに町村マニア向け島尻郡八重瀬町でAO-27、そして豊見城市でHFを一回り。

夜の部は南城市の7MHzが珍しいとのことで昨年と同じ場所から。1時間ほどパイルが続きました。7MHz CWのパイルは扱いが最も難しいです Hi。ローバンドはノイズが出てきて1.9MHzは厳しい状況。

47152 ラストは豊見城市。録音した通り、LBはノイズが+10dBで全く聞こえません。

昨年は1.9MHz 10Wで8エリアの移動局とQSOできたのに、今年は03県にも届かない様子。LB移動の難しさを再認識しました。また、自分の車では全く問題無かった回り込みが発生し、3.5MHzは最大で30W程度しか出せませんでした(1.9MHzは常時50W出ました)。今後の課題とします。

来年は? 沖縄本島以外を狙ってます。誰か那覇市の某公園でSSBを運用してください Hi

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2009年7月19日 沖縄移動2日目

4713247064 宜野湾市FO-29からスタート。昨年の第1回沖縄移動で最初に運用した場所です。この日はEスポがあまり良くない、と予想していたらこんな時間でも28MHzまでバッチリ開けています。

SAT後のHFで40QSOした後、うるま市の工業団地へ移動。10MHzから順に上がったら18MHzでパイルになってしまい、それ以上は時間切れで沖縄市へ移動。ここも28MHzまでしっかり開けていました。

47003c47112午後の部は、宜野湾市HBなどは昨年に運用したので、珍しそうな町村で適当に出ようと中頭郡北中城村へ。ここでEスポが大爆発し、延々と呼ばれ続けました。途中、休憩を取るために出力を絞ってみるものの、それでもパイルに。50MHz CWでもパイルになりました。おそるべし沖縄のEスポ! 結局、炎天下で13時30分から連続5時間近くの運用。

47093さて夜のLB部門です。前日の運用で、「1.9MHzで飛ばすためには北東が海に面している場所が良い」と分かりました。浦添市でFBな場所を発見。3.5MHzが強力に入感、1.9MHzも順調に交信数を重ねました。

次はLB難関市の一つ那覇市。ここは北東が海に面している場所が無いため、港の平坦な場所から。路肩からの運用で、時々通行車両があるため、アース線を本州方向に指向性が出るように張ることができません。そこで路肩に止まっているトレーラーのコンテナにアースを接続しました。ところがノイズが超強力で常時+10dBほど振っている状況。弱い局に呼ばれても残念ながら全く分かりません。いわゆる「トロピカルノイズ」というものです。聞こえても交信できなかった方には申し訳ありません。

本島を横断して中頭郡西原町でLB延長戦。ここもノイズでダメでした。

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愛知県あま市

記事

某MLで20県OM「1.9~1200MHz…楽しみにしています」。

当局は135kHz~5600MHz+SATで根こそぎ…。

新区祭と重なったら、どちらに行こうかしら?

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2009年7月23日 (木)

2009年7月18日 沖縄移動1日目

Mankopark23連休の1日目、那覇空港から市内への道も、レンタカー屋も大混雑。荷物を受け取り、無線車のセットアップを始めます。荷物を広げるには(1)広い無料駐車場 (2)トイレ・手洗い場完備 (3)冷たい飲み物 が必要です。

空港の近くで良い場所は? やはりここでしょう。この公園は北側に高層住宅があり、どう考えても本土に電波が飛びそうにありません。ここで移動運用した局を聞いたことがないのは、地名のせいではなくロケのせいです Hi

Mankopark3Mankopark1ケーブル類を完全に外した状態からの再セットアップは結構手間が掛かり、40分ほどでようやく移動車完成。今回の車は、運良くバッテリーが快調で、エンジン停止のままで安定して50W出ました。バッテリー酷使でヘタっている自分の車と大違い(汗)

Rentacar2 Rentacar1予告を出していなかった糸満市に行ってみると、昨年運用した糸満港が一般車立入り禁止に、CONDXはダメダメ、SATは怪獣パスと散々。「さんぴん茶」と「おにぎり」を買い込み沖縄自動車道へ。

SATはロケが良ければ出来るはずなので、問題はこの時期のLBがちゃんと飛ぶのか。国頭郡宜野座村では回り込み対策に手間取り、開始が遅れました。やってみるとノイズは少なく、順調な滑り出し。

47001d47103そして1.9MHz珍市の一つ、名護市。さとうきび畑の中からの運用でした。LBは時間が遅くなりノイズが増えてきました。それでもしっかり飛んでいる模様。LB延長戦はうるま市。深夜なので庁舎裏の海沿いに堂々とアンテナを展開しました。

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2009年7月22日 (水)

135kHzに関する質問についてのコメント

135kHz帯について、何件か質問を受けました。技術的な質問については、本業に差し支えない範囲で回答しています。しかし、中には回答に困るような質問や、自作の技術が無いにもかかわらず無理な要求を押し付けて来られるような質問もあります。そこで、次の2点について申し添えておきます。

  1. 単に「自作リグを製作する」ことが目的でしたら、135kHzよりも、7MHzなどのHF帯の方が(製作・調整の技術、部品の入手など)はるかに容易ですし、実際に交信できる可能性も高いです。電子工作の経験に乏しい方が、いきなり135kHzの送信機に手を出すことはお奨めしません。測定器を持っていないと、動作確認すら出来ないこともあり得ます。
  2. 135kHz帯で交信するためには、まず1.9MHz帯で技術を磨くことが必要と考えています。小型アンテナの製作・調整、SN比の向上、DXへのチャレンジなど、1.9MHzでの技術的研究課題は数多くあります。まずは、1.9MHz小型アンテナの製作あたりから始めることが無難だと思います。

AJAが目的の方は…別途ご相談ください。17バンド御用意いたします Hi

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2009年7月21日 (火)

帰宅

「無線」「運転」「メシ」「寝る」以外、何もしていません。

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受信音

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2009年7月20日 (月)

速報 2009年7月18~20日

18日

  • 糸満市(4710) 14:36 AO-27 4q
  • 国頭郡宜野座村(47001D) 20:02 FO-29 46q
  • 名護市(4708) 21:33 VO-52 35q, 21:45 FO-29 46q

19日

  • 宜野湾市(4706) 07:50 FO-29 40q
  • うるま市(4713) 09:28 VO-52 22q, 09:37 FO-29 37q
  • 沖縄市(4711) 11:03 VO-52 26q
  • 中頭郡北中城村(47003C) 14:08 AO-27 15q
  • 浦添市(4709) 20:17 VO-52 30q, 20:51 FO-29 45q
  • 那覇市(4701) 21:52 VO-52 36q, 22:37 FO-29 41q

20日

  • 島尻郡南風原町(47002N) 08:39 FO-29 47q
  • 中頭郡中城村(47003E) 09:45 VO-52 32q, 09:59 SO-50 5q, 10:29 FO-29 13q
  • 糸満市(4710) 11:23 VO-52 13q
  • 島尻郡八重瀬町(47002U) 13:39 AO-27 12q
  • 南城市(4715) 19:59 FO-29 41q, 20:33 VO-52 32q
  • 豊見城市(4712) 21:41 FO-29 49q, 22:08 VO-52 35q

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2009年7月15日 (水)

第2回 沖縄移動

7月15日更新

7月18日(土)

  • 13時開始、CONDX次第で糸満市・豊見城市HB
  • 20:01 FO-29 国頭郡宜野座村(47001D)
  • 21:31 VO-52, 21:45 FO-29 名護市(4708, PL46)
  • 22:15-22:45 1.9MHz 名護市
  • この後 うるま市(4713) LB

7月19日(日)

  • 07:48 FO-29 宜野湾市(4706)
  • 09:27 VO-52, 09:32 FO-29 うるま市(4713)
  • 11:03 VO-52 沖縄市(4711)
  • 20:16 VO-52, 20:50 FO-29 浦添市(4709)
  • 21:50 VO-52, 22:35 FO-29 那覇市(4701)
  • この後 中頭郡西原町(47003F) LB

7月20日(月・祝)

  • 08:37 FO-29 島尻郡南風原町(47002N)
  • 09:45 VO-52, 10:24 FO-29 中頭郡中城村(47003E)
  • 11:23 VO-52 予備
  • 19:57 FO-29, 20:34 VO-52 南城市(4715)
  • 21:40 FO-29, 22:09 VO-52 豊見城市(4712)

注:

  1. 1.9~1200MHz CW、サテライト CW/SSB/FM
  2. 天候・交通事情等により、変更・中止の可能性があります。
  3. 午前中はサテライト優先のため、HF運用は短時間です。
  4. 1.9MHzとハイバンドカスカスQSOのみ50W運用、他のバンドは出力を低減します。電源に制約があるため、ご了承願います。
  5. 7MHzは7.100MHz以下に出ます。

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レンタカー移動の荷物発送

Okinawatakkyubin

レンタカーで1.9~1200MHz+サテライトを運用するための5個の荷物を発送しました。

  1. シールドバッテリーその1(12V28Ah, 金属製工具箱に収納)
  2. シールドバッテリーその2(同上)
  3. 釣竿ケース(伸縮ポール、釣竿、サテライト用アンテナのブーム、1200MHzループの延長エレメントなど)
  4. 衣装ケース大(リグ、電鍵、アンテナチューナー、充電器など)
  5. ふみたてくんの箱(タイヤベース、アンテナアナライザ、工具、ワイヤーアンテナ、懐中電灯など)

総計60kg以上あり運搬には台車が必要です。重過ぎてこれ以上の設備増強は困難です。

三脚、ローバンド用コイル、1200MHzループ本体などは梱包が難しいので、スーツケースに入れて直接運搬します。空港での荷物検査が大変です。説明が面倒なため釣り道具、撮影用機材などと言って通しています Hi

レンタカー運用時のアースについて質問がありました。20×30cmのアルミ板を車の屋根に密着させたものです。こちらを参照してください。

いつも思うのですが、沖縄本島で1.9MHzの移動運用が行われない理由は何なのでしょう。

  1. 荷物・車両・移動手段に制約がある
  2. 観光に忙しく、運用する時間が無い
  3. そもそも、1.9MHzまで本州まで飛ぶと考えられていない
  4. 時期によってはノイズが強烈
  5. アンテナが張れそうな場所は、ハブ出没の危険がある
  6. 米軍基地の近くでアンテナを張る度胸が…

やはり 5. 6. でしょうか。

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2009年7月13日 (月)

沖縄Eスポ予想

  • 18日△ この日の昼過ぎが最大のチャンスか、あとは下降線
  • 19日× 本州の天気は下り坂、Eスポもお休み
  • 20日△ 沖縄-北日本は比較的良好、近距離は難しいかも

残念ながらEスポ予想はあまり良くありません。

ここ数日、本州南海上に強力なダクトが発生しており(→資料)、V/UHFで沖縄-本州QSOの可能性があります。144~1200MHzだけですが、本気で狙ってみます。

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2009年7月 6日 (月)

2009年7月5日 135kHz初受信

26002c226002c11時40分頃に三国山に到着、さらに先へ進めそうでしたが、時間が無かったので引き返しました。ちょうど1周80mくらいの空き地で1周80mのループアンテナを速攻で展開。何とか予定時刻の12時に間に合い、137kHzをワッチ。

12時03分頃、JI3KDH局のCQ1発目をキャッチ。普通にスピーカーで聞こえる強さの信号でした。もちろん135kHzで他局の信号を受信したのは初めて。しかしQTHを打っておられず場所が不明のため、超至近距離かどうかも特定できません。

後は、ひたすらCQに合わせて呼び倒しました。時々、CQが途切れたり、短点連続があったりしたにもかかわらず、ついに自分のコールは返ってきませんでした。1回だけ5NNと打っておられた気がしますが、メモリーキーヤーのテストでしょうか?

状況が分からないため、12時15分頃に一旦CQが途切れた所で137kHzでCQ開始。再びCQが聞こえ、136.5kHzにQSYしてCQを出しつつ様子見。ちょうど雨が降り出して空電ノイズも混じり、長波帯らしい雰囲気が出てきました。雷や地震予知に使える可能性があるかも?

12時30分にV/UHFのリクエストにQSYのため停波。雨が強くなり12時40分から撤収開始。13時前には次の目的地に向かいました。

【使用した設備】

送信機

自作、出力20W弱(まだ安定して50Wが出ません)

送信中は、TH-F7(SSB/CWが受信できるハンディ機、135kHzも受信可)でアンテナ近傍の電界強度をチェックしています。今回は、これまで運用した中で最も強い電波が出ていたと思われます。

受信機

IC-706mkIIGM+2SC1815×1プリアンプ。利得22dB、プリアンプOFFでは信号の存在が辛うじて確認できる程度、プリアンプONでは耳Sで599とも取れる強さでした。この結果から、135kHzではプリアンプの効果は絶大と分かりました。

135kHzの自作記事を見ていると、大電力送信機と受信用ループアンテナばかりで、他の分野で参考になる記事が少ない気がします。もっと「高利得プリアンプの開発・製作」に目を向けるべきと、確信を持ちました。

アンテナ

1周80mループ+終端抵抗、ループの半分は地面から1~5m持ち上げ、半分は地面に直置き。

当初、終端抵抗を450Ωにして、1:9バランで給電するロンビックアンテナを作る計画でした。しかしトロイダルコアに線を巻く作業が面倒で、作業がなかなか進みません。

試しに50Ωでやったら?とMMANAでいろいろ計算しているうちに、ループの対角ではなく、給電点に50Ωの抵抗器を並列に入れると、利得がそれなりに取れ(約-52dBi*)、何故かSWRは実用範囲内(3前後)に下がることを発見しました。MMANAでも実測でも本当にそうなるようです。しかも完全無調整。送信機に付けた簡易高周波電圧計(ラジケータ)は、送信中はダミーロードと変わらないフルパワーを示していました。

*40mの逆L型ワイヤーにローディングコイルを入れ、完全に共振させると約-42dBi、10mの垂直ワイヤー+コイルでは約-70dBiと計算結果が出ました。しかも、マッチングを調整しなければ使えません。

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2009年7月4・5日 6m AND DOWNコンテスト 神戸市灘区

今回もU/SHFの「交信単価」を下げるため3エリアに遠征です。さらに135kHzの移動情報も入手、それに合わせて動き回りました。

4日の午前はSATの未運用地である、伊丹市、宝塚市あたりを狙っていました。しかし、早朝で閉まっている駐車場も多く、駐車場所は見つからず。HFで以前運用したことのある尼崎市で。

27082703その後、宝塚市に行ってみるも場所が見当たらず断念。伊丹市でお手頃な立体駐車場を発見。SATと地上波を運用しました。ここでのサプライズは430MHz CWで7K4GUR局と交信。2201市の固定局と同じような強さでした。

カスカスNetでJI4EAWさんが偶然?近くにおられるとのこと。運用地をお知らせして来ていただくことに。初のアイボールでした。炎天下の中、50分近く話が弾みました Hi

その後、昼食後に国分寺が赤くなっていたので西宮市、さらにリクエストがあった芦屋市でご一緒に移動運用しました。

270101夕食・休憩の後、1200~5600MHz動作チェックの予定に合わせて神戸市東灘区へ。当然ながら全バンド難なく交信。六甲山は東灘区なのですね、初めて知りました。

その後、コンテストは灘区から。開始直後、六甲山の局が1200MHz CWで2エリアや4エリアからパイルになっているのを聞きました。凄すぎ…。2エリアの局はカスカスで、交信可能性はゼロではなさそうでしたが、4エリアはカスリもせず。「コバンザメCQ」「六甲山反射」など技を尽くすも、結局2エリアとはQSOできず。5エリアともQSOできなかった…。

これまで、144/430MHzでは海抜0mに近い場所での移動でも結構稼げたので、1200MHzも飛ばせるかと期待したのが間違い。1200MHzより上は、ちゃんと山の上に行かないと無理そうです。5600MHzの伝搬特性も分かり貴重な体験でした。

5日12時の山登りに合わせて、夜の間に高石市に移動。早朝から釣り客?いっぱいで騒がしくて寝られず、起きたらFO-29の途中…東パスはロケも悪いし断念して地上波だけのスタート。

その後、全バンド未運用地の泉北郡忠岡町、そして高速を飛ばしてリクエストがあった阪南市で運用。そして前日、EAWさんから「この山に間違いない」と、土地勘の無い者にとっては重要な事前情報を得た三国山へ。(ここでの移動レポートは別記事で)

下山した後、河内長野市で地上波のリクエスト、六甲山2400MHzが弱かったので、5600MHzは? と思ったら激強でした。当局の2400MHzの受信感度が低いだけかも…

ここでEスポ発生、大阪狭山市で店開きして終了。実はシガープラグからシールドバッテリーに充電する自作充電器が途中で壊れてしまい(発熱でコンデンサの容量抜け→出力低下と推定)、バッテリー残量が無くなって強制終了でした。

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2009年7月 5日 (日)

速報 2009年7月4・5日

4日

  • 尼崎市(2703) 07:32 FO-29 15q, 08:01 VO-52 4q
  • 伊丹市(2708) 09:17 FO-29 18q, 09:34 VO-52 18q

この後JI4EAWさん来訪。西宮市、芦屋市で一緒に運用しました。MNI TNX

  • 神戸市東灘区(270101) 18:48 FO-29 4q
  • 神戸市灘区(270102) 20:26 VO-52 19q, 20:36 FO-29 15q
  • コンテストは灘区から

5日

  • 高石市(2530) 06:40 FO-29 …起きたら既にMEL後(>_<)、地上波のみ
  • 泉北郡忠岡町(25003A) 08:18 VO-52 16q, 08:26 FO-29 18q
  • 阪南市(2536) 09:52 VO-52 18q
  • 伊都郡かつらぎ町でJI3KDH局の135kHzを追っかけ。CQ1発目から非常にクリアに聞こえていたのに届かず… →運用場所の詳細
  • 大阪狭山市(2535) Eスポが出たので15:21~16:42まで運用

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2009年7月 2日 (木)

サテライトの1日最多QSO

サテライトの1日最多QSOは、2007年9月24日の288QSO(VO-52:107、FO-29:67、AO-7:43、AO-51:40、AO-27:29、SO-50:2)だと思っていました。サテライトWACA/WAGAの歴史に残る第1回6エリア大移動 Hi。この頃のVO-52/FO-29はCW専門でした。

ところが、ログを眺めていると、なんと2009年4月29日に420QSO(VO-52:156, FO-29:197, AO-51:26, AO-27:28, SO-50:13)していたことを発見。これは世界記録更新でしょう。

8エリア移動のサテライトの1日QSO数は次の通りでした。

  • 4月28日 63
  • 4月29日 420
  • 4月30日 265
  • 5月1日 214
  • 5月2日 261
  • 5月3日 301
  • 5月4日 330
  • 5月5日 234

岡山新区祭りでは4月1日が274QSO、4月4日が199QSOでしたので、サテライトのQSOは地理的条件よりも需要度が大きく関係しているようです。特にFO-29が1日5パス使える時にはQSO数が増えます。

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