2009年12月29日 九州移動4日目
消滅する北松浦郡江迎町・鹿町町の2町はSATで運用しておきたい…。地図を見る限りロケは厳しく、SATに適した場所はあるのでしょうか。
江迎町は仰角0°までは見えないものの、意外と簡単にそれなりの場所を確保。ただMEL7°のVO-52はダウンが弱めで聞こえないパスでした。
鹿町町の方は結構いろいろ探しました。起伏の激しい地形で、どうしてもAOS・LOSのどちらかが山と重なってしまいます。ここも何とかパスの時間に間に合い、7~14MHzのCWとRTTYも運用。
ここから一気に唐津市まで移動。HFのCONDXが完全にNGだったようで運転に専念できました。糸島郡からAO-27かSO-50に出ようと向かってみたところ、渋滞で結局到達できず。唐津市でAO-27に出た所でトラブル発生。強風でアンテナが倒壊し、430MHzの給電部が断線。フェリーの時間まであとわずか。島には夜に明るい場所で作業できる環境は無いはず。これ以上壊れないで、と祈る気持ちでハンダごてに火を入れ、何とか補修完了。
フェリーは強風でかなり揺れた上、満員でゴロ寝スペースが確保できず。船酔いで頭がフラフラの状態でした。
壱岐市は筒城浜の駐車場を確保。夜食は手配していなかったので、空港の途中にある「酒屋&魚屋」「食料品店」の2軒でおにぎりやパンなどを入手。生鮮食料品が非常に少なく、都会の生活に慣れた者から見ると驚きの品揃えでした。
運用開始時は真っ暗。明かりもありませんので、この夜の写真はありません。
現地は強風に加え、雨も降り始めました。430MHzのSWR計を持っておらず、断線したアンテナの接続を確認する手段がありません。そこで苦肉の策として「ハム手帳」のレピータ局リストを見て、九州本土のレピータにアクセスを試みることに。糟屋郡須恵町のレピーターにアクセスしたら、2局のIDが同時に返ってきました。リストをよく見ると熊本市にも同じ周波数のレピーターがあります。壱岐市から熊本市まで430MHzが届いた! これで安心してサテライトに専念できました。
3.5MHzで運用を始めるとものすごいパイルに。前原市・糸島郡移動の局からも呼んでいただき、VO-52でのパイルをさばいて、長かった1日が終わり。JI4EAWさんからHO-68のリニアトランスポンダが動くという話を聞き、ぶっつけ本番で運用したら何と27QSO。いきなり1パスQSOの世界記録でしょうか Hi。FO-29よりも信号は強そうで期待できます。
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