用途に応じて切り離し可能なギボシダイポールアンテナ
HFの移動運用で、場所と時間に余裕がある時は、ギボシダイポールアンテナを上げます。ズボラですので(「のめしこき」よりさらに手抜き)使用頻度は年に1・2回です。
電線が巻いてあるドラムを利用した「巻き取り器」で素早く収納できます。
余談ですが、新たに作られる方には、目立つ色の電線をおすすめします。
ギボシ部分は「鉢底ネット」を使っています。これは植木鉢の底の穴から土が流出するのを防ぐプラスチック製の網で、園芸コーナーで入手できます。
検索するとプラスチックの棒に穴を開けたり、カーテンの金具を使ったりしている方がおります。しかし、鉢底ネットを使えば簡単に加工でき、しかも安価、軽量です。
7MHzと3.5MHzのエレメント先端は「ナスカン」金具で取り外し可能にしてあり、
- 7~50MHz
- 3.5~50MHz
- 1.9~50MHz
の3通りに使い分けができます。(注:写真は「ギボシ端子」ではなく「平型端子」と呼ばれるものを使用)
今回、紹介するのは、初公開の工夫です。3.5MHzは、通常の長さから1m短い所に、もう1個ギボシ端子を入れてあります。理由は何でしょうか?
これは、アンテナが地面に接近したり、金属のフェンス等に接近したりすると、共振周波数が下がるため、エレメントを設計値より短くして補正するためです。3.5MHzで最も大きな影響が出ます。もちろん、1.9MHzや7MHzで同様の処理をしても効果があります。
一般に、一度決めた最適値よりエレメントを長くする必要性は、地上高を極端に高くする以外では、ほとんどありません。エレメントの延長が必要な時は「アルミ園芸用針金 1mm」で延長します。容易に接続できてハサミで簡単に切れるため、移動運用グッズに入れておくと便利です。短縮型釣竿アンテナ等にも役立つ場合があります。反対に、短くするのは結構難しいです。そこで、あらかじめギボシ端子を付けています。
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