
フェリー乗り場は、鹿児島市内にある「三島村役場」の近くにあります。食料を調達し、乗船の準備。フェリーの2階は団体専用の貸し切り、1階の2等船室は満員です。旅行マニアが多いらしく、鹿児島と無関係な旅行本を読んでいる人もいました。
島に到着し、コンクリート舗装の急斜面の道路を通って運用場所を探します。島全体は細い竹のような植物で覆われており、車から周囲の島を眺められる場所は限られます。通行人は少ないため、道端にアンテナを展開しても問題無さそうですけれど、サテライトを運用するため、できるだけ周囲が開けた場所を望みます。
最初に島の西端のオンボ崎公園に行きました。公園といっても広場があるのみ。東側のロケが悪くサテライトは不可です。

島の中心にある、ふれあい広場と体育館。ヘリポートも兼ねています。東の低いパスは見えないものの、無難な所でしょう。
東側は牧場で、駐車スペースが少なく、北側に高い山があってサテライトに影響します。何よりも牧場独特の匂いが苦手(笑)
ふれあい広場でダイポールアンテナを展開し、あとは無線に集中です。最初は10MHzから。ハイペースでパイルをさばいて30分ほどで収束させます。14MHzもそこそこ、18MHz UPはサッパリです。やはりコンディションが悪そう。
体育館には子どもから大人まで集まって遊んでいるようです。大人も遊びに参加しているところが島らしい、のどかな光景です。
無線の方はスキャッターも効かず、QSO数がなかなか増えません。夕方に7MHzが良くなったところで数をこなすものの、一通り全てのバンドに出ると、普通の移動運用とあまり変わらない呼ばれ方になります。コンディション悪すぎ。VO-52の最初のパスは猛烈なパイル、しかも高めの東パスでドップラーシフトが激しく、スリル満点でした。2パス目からは普通のパイル。
夕方、アンテナを延長してローバンドに対応しようとすると工事車両が来て「調査ですか?」はいその通りです。翌朝この場所で工事をするとのことで、場所を変えてローバンドを設営しました。夕方暗くなりかけた時にも人が来て安心した、というのが正直なところ。
全市全郡コンテストが始まる前に、やっておきたい3.5MHz。これは凄いパイル。3.5MHzに時間を取られて1.9MHzに出る頃にはノイズレベルが高くなり、交信数が増えませんでした。1.9MHzは日没直後の早い時間に出ればよかった…。
ローバンドとサテライトに集中していたら、いつの間にか21時のコンテスト開始。7MHzはダメそう。3.5MHzでお世話になっている局を呼び回り。ただ、1発で取ってもらえそうな強さの局は少なく、ローバンドもコンディションが悪そう。こっそりCQ TESTを出しても反応が少なく、周波数が近い局とカブってくる状態。1.9MHzでCQ連発しても、10分間応答無し。
22時を過ぎるとQSO数が少なくなり、車中泊としては異例の早さとなる22時30分には終了してしまいました。
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