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2014年5月22日 (木)

2014年5月5日 北海道10日目

最終日は車中泊。浦幌町の中心部を通り過ぎてしまい、豊頃町に来て、さらには大樹町まで来たけれど、開いている店がありません。前日12時からほとんど食べていないのに…非常食でしのぎ、3時間の睡眠で翌朝5時台のSATに備えました。

浦幌町と豊頃町の橋の両端で、5時台VO-52を豊頃町、6時台FO-29を浦幌町、7時台VO-52を再び豊頃町で運用。VO-52は同じQTHが2回続きました。。

広尾郡大樹町に移動し、FO-29を運用。これにより8エリア全市郡区からの運用完了。白老郡から始まり、ちょうど5年かかりました。

ハイバンドは28MHzまで何局かできたものの、近距離はカスカスでした。ここから浦河町までは長距離の移動です。良い天気で、サクラが咲き始め。新緑の上ではたくさんの馬が草を食べています。道路には鹿も登場。

浦河町は漁港で運用。風が強くなってきました、14MHzが少し開けてパイルに。28MHzは4エリアと6エリアがカスカスで入感。1エリアがScで少しだけ聞こえました。ここのHFはリクエストが多かったものの、21MHz以上は期待外れでした。

日高郡新ひだか町は花見で大混雑。市街地の渋滞を避けて裏道を通り、海岸で運用。ものすごい強風になってきました。午前よりコンディションが低下、28MHzは2エリアの特定地域しか入感しなくなりました。

ここは道路が1本しかないため、コンビニに入る車が並んでいるなど、渋滞が発生。

新冠町は手頃な駐車スペースが見つからず、道端をよく見ると、公園400mの看板を発見。行ってみると小さな駐車スペースと、馬と触れ合える場所がありました。高台でロケも良く、強風のため誰かが来て屋外で何かをするような天気ではないため、ここに決定。

Esとは行かないまでも、各バンド弱いながら聞こえており、QSY宣言したあとも呼ばれる状態。ここだけで2時間以上運用したため、これから通過する沙流郡と勇払郡の運用予定が無くなってしまい、VO-52を1パス欠席して時間を調整、FO-29を1パスだけ運用しました。

その次のVO-52とFO-29の連続パスは、間隔が10分ほど空いているため、沙流郡日高町と勇払郡むかわ町の境界で運用。境界に道路があり、両側に駐車スペースがありました。ここならワープ可能。HFを運用するには時間が足りないため、お土産タイムにしました。

夜になると雨が降り始め、風も相当強まってきました。今回の大移動は天候にはかなり恵まれた方です。しかし、最後の最後で激しい暴風雨が来ました。

苫小牧の港の近くは道路が冠水しており、激しい雨に驚いたキツネが道端に現れるといった状態。道路の水没を避けるため1段高くなった場所を発見。南側ははるか遠方に工業地帯が見える他は、一面の草原です。

10日間を締めくくる苫小牧市。どのバンドも激しいレインノイズで受信に苦労しました。1.9MHzはs9+のノイズで、8エリアが1局できただけ。7MHzは強風で釣竿を立てることが困難なため、走行可能なモビホで運用。それでも、本州側に障害物が一切無いため激強の信号でした。最後にCLと打つと、TUが何回も返ってきました。各局ありがとうございました。

フェリー乗り場に着くと、10日間車内で座りっぱなしだったための全身筋肉痛と疲労でバテバテ。パドルを持つ手は握力が無くなり指が伸ばせない状態。船内では食べて寝るだけ。10日間、無線三昧の夢の世界から、現実に戻ってきました。

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2014年5月20日 (火)

2014年5月4日 北海道9日目

釧路駅前に宿泊、釧路町は市街地から少し離れた工業団地から運用しました。風が強いものの好天。

朝8時台ではHFのコンディションが厳しく、ハイバンドをきっちり追いかけてくる6エリア勢も、28MHzまでは続きませんでした。予定より早く終わったので、川上郡標茶町に移動。ここもコンディションが悪く、24MHzと28MHzはそれぞれ1局のみでした。

十勝郡浦幌町まで100km近くを一気に移動して、ハイバンドのコンディション回復を期待します。釧路市音別町との境界付近は海に面しておらず、ロケが悪いため海岸に移動しました。漁港と駅があり、周囲はそこそこ開けていました。漁港の空き地で運用するも、ノイズレベルが高く、アンテナ設置後に一旦撤収し、ノイズの少ない場所を探します。しかし集落の中を移動してもノイズレベルは変わらず、ノイズブランカーで消えない種類のノイズ。14MHzだけは強いのに、上のバンドは厳しく、28MHzは近距離(といっても50km以上?)の8エリア移動局から呼ばれたのみ。

釧路市音別町と白糠町の境界に移動します。ここの釧路市側は広い駐車場とトイレがあります。目的は白糠町なので、河川敷と砂浜がつながったような場所に進入しました。

白糠町で少し運用、釧路市にワープしてVO-52を1パスだけ、そして白糠町に戻りました。

イオノグラムが赤くなっていることに気づき、これは上のバンドに早く行かなければ。まずは14kHz、Eスポが無くても強いけれど、それにも増して強力で、これまで聞こえなかった道内局も聞こえます。18MHzに上がったら更にすごいパイルになってきました。

ついに来ました、本格的Eスポ。

パイルで呼ぶ局同士はあまり聞こえていないはずなので、つぶし合いにならず、タイミングさえ合わせればパイルのコントロールは容易です。35WPMくらいの高速で1分間2.5局のペース。18MHzだけで70局以上できました。21MHzも同じような感じ、24MHzになると近距離が少し落ちてきます。それでも50局くらい、サテライトで一時中断し、28MHzで再開すると、まだパイルが続きます。28MHzで本物の599の時は50MHzも行けます。

空き周波数探しの手間を省くため50.339でCQ開始。なんと7エリアからも呼ばれます。8エリアで50MHzオープンは何度か経験があり、06県や07県がよく開ける印象があります。CWで出尽くした後はマイクを握ってSSBにチェンジ。思わず「CQサテライト」と言ってしまいました(苦笑)。SSBのパイルでも1発コピーしてテンポ良くQSOを進めていきます。初SSBも何局か。

この後に予定していた浦幌町サテライトを翌日に振り替えようと考えましたが、Eスポも弱くなっており、浦幌町の携帯電話圏外の場所なら間に合うかと思い、大急ぎで撤収して当初の予定通り移動しました。MEL のFO-29なので海岸でしか運用できません。運転技術の勝利でFO-29は昼間と同じ場所で間に合い、このパスで19局と交信。

Eスポの残り物がありハイバンドを急ピッチで運用。24MHzあたりでEスポが終息し、28MHzではその効果は無くなってしまいました。続いてローバンド。昼間と同様にノイズレベルが高く、難しい運用でした。

13時から22時頃まで連続運用で疲れてきました。しかし白糠町のローバンドのリクエストのため再び20kmの移動。眠くて仕方がないのでセルフスポット無しでこっそり運用。この場所はノイズが無く、前日までダメだった1.9MHzの遠距離伝搬も良好でした。

撤収して河川敷の土の上をショートカットで出ようとしたら、水が溜まった所に落ちてしまい車が動かなくなりました。JAFに連絡すると釧路から1時間ほどで来ていただけるとのこと。この場所は釣りの人が砂浜で動けなくなることが多く、救援車両も動けなくなることがあるとのこと。幸い、救援車両が入れる場所で助かりました。夜間の運用は本当に怖いです。

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2014年5月13日 (火)

2014年5月3日 北海道8日目

カレンダーでは休日なのでサテライトの朝練です。ただし2日連続は体力的に無理です。車中泊して朝5:10のVO-52で厚岸郡浜中町に移動。予定通りQSO後、再び根室市へ。7MHzに出た後、QSY UPするもハイバンドは14MHz止まり。ただ、早朝とはいえ前日よりはコンディションが良くなった感じ。

8時の低いFO-29で浜中町に戻り、再び根室市でハイバンド1巡。18MHzで1エリアだけ局地的に開けるものの、それ以外はダメで、釧路方面に100km近くの移動を開始。

翌日の釧路郡釧路町のロケハン。釧路市と釧路郡の境界付近は市街地で、駐車スペースが全くありません。さらに渋滞が激しく、右折だけで信号2巡など、交通状況をよく調べて移動しないと困ったことになりそう。コンディションはダメそうなので、長めの昼休みの後、阿寒郡鶴居村へ。ここは2011年の移動と同じ、展望駐車場です。

コンディションは今回の移動で最低の状況でした。14時台で14MHzが全く使えないなど…。出来るバンドには全て出て、釧路市に移動。ここは有料の展望台があります。駐車場の片隅で静かに運用。15時を過ぎるとScが効いてきて、VO-52の後、徐々にハイバンドが開けてきました。そして、ようやく出ました五島市28MHzまで全クリ。

夕方、サテライトの予告に合わせて鶴居村に戻ると、国分寺が黄色くなっています。急いで14MHz UPへ。ハイスピードでパイルをさばきます。QSY UPの途中でフェードアウトして28MHzはごく限られた局しかできませんでした。それでも、今回最低だったコンディションが夕方にはEsの一歩手前まで上昇。ここは元からローバンドを運用する予定だったのでロングワイヤーを展開。やはり1.9MHzの遠距離伝搬がおかしい感じでした。どう頑張っても3エリアにまともに届かない状況。

これまでの大移動では同じアンテナで46県と1.9MHzで普通に交信できていました。3.5MHzは正常。

7MHzで大パイルになって、いつものようにシンプレックスで運用していると UP UPと連打するヒトがいて耳障り。1局ずつ1発でピックアップしてサクサクとQSOを進めていったら20局くらいでパイルがなくなり、UPも打ってこなくなりました。攻略法をご存知の方なら、0.1UPあたりを優先的にピックアップしているのは分かると思いますが。

近距離がスキップ気味の時は、呼んでくる局同士が潰し合いになりにくいので、コール中の局がいても上から被せて送信すれば、目的の局に届く確率が高くなります。すなわちパイルのコントロールが容易です。やみくもにスプリットにしても効率は上がりません。そのあたりの伝搬特性も考えた上での判断でした。

結局、この日は5時から21時まで、連続16時間以上の無線活動でした。

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2014年5月2日 北海道7日目

標津郡のサテライトを予告に入れていなかったので、朝のFO-29で路肩の駐車スペースから運用。午前なのでハイバンドは決して良くありません。雨の中、野付郡別海町まで40km以上移動し、11時過ぎにハイバンドを運用するも、28MHzはどうしても厳しい状況でした。

あまり呼ばれず時間に余裕があるため、午後から厚岸郡浜中町に移動。コンディションが上昇し、この日のベストコンディション。さらに13時台なのに7MHzが普通に使えます。前日までとは電離層の状態が違っていました。

根室市と野付郡別海町の境界にある橋の両端に駐車スペースを発見。雨の後なので慎重に運転し、まずは根室市から運用。6エリアとは28MHzまでできるけれど、14MHzの近距離などがダメで、またしてもコンディションが低下してきました。ダメな時はハイバンドを深追いしないで、7MHzと10MHzでひたすら多くのQSO。17時過ぎまで粘ってようやくScが使えるようになりました。

夕方、別海町側に移動し、サテライトをローバンドを運用。VO-52はノイズが多く自分のループを見つけられないこともありました。その後、カーナビの方角表示が30度くらいずれていて、違う方向にアンテナを向けていたことも発覚。3.5MHzは好調だったものの、これまでと同様に1.9MHzの伝搬が悪く、19時台ではほとんど聞こえませんでいた。

再び根室市に戻り、ローバンドを展開。最後は7MHz CWで締め。山川のイオノグラムは赤いのに、こちらではハイバンドは全く開けません。14MHzもまともに使えない、ひどい状態でした。

せっかくの機会なので根室市の市街にも行きたかったけれど、さすがに遠すぎ。道の駅に立ち寄って引き返しました。

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2014年5月12日 (月)

2014年5月1日 北海道6日目

朝のFO-29は斜里郡小清水町。原生花園の駐車場です。観光シーズンになると大混雑するそうで、駐車場が300mくらいあって臨時駅も開業するスポットです。今は枯れ草しか無いため訪れる人は少なく、駐車場は使い放題。南側は湖でロケ的にもFBです。

朝の運用というわけで今まで通り18MHzまでは行けるけれど21MHzから上はパッタリ止まる感じでした。知床道路が2日に開通予定ということで、根北峠を経由して羅臼町に向かいます。峠に差し掛かると、路面は乾燥しているもののまだ雪が残っており、地上とは別世界です。

羅臼町に入ってすぐの漁港で運用。トイレがあって安心です。羅臼町の中心地まではさらに20km以上あり、運用するだけなら、そこまで行く必要はありません。ただし、携帯電話が不通になる可能性があるという別の問題があります。

移動の途中、磁気嵐でイオノグラムが真っ黒という話があったものの、思ったほど悪くない感じ。28MHzまでカスカスながら交信できました。しかし13時過ぎから急激にコンディション低下。10MHzと14MHzも不安定になりました。

このタイミングで標津町に移動し、ハイバンド2巡。強風で釣竿が引っ込んで停波することもありました。18MHzから上は全くダメ。さらにVO-52もダウンリンク側のノイズが強烈で0QSO。天気が荒れると、144MHzにもノイズが入ります。

再び羅臼町に戻ると、16時頃から7MHzが良くなってきました。使える周波数帯は使えるうちに運用しておかねば。今までは昼間の7MHzはカスカスだったのに、磁気嵐の影響か7MHzのコンディションが非常に良く、599+10dBクラスの信号がガンガン入ってきます。当然7MHzでも需要はあるはずなので、コンディションの良いうちにしっかりサービスしました。

目梨郡は、離島以外でサテライトの運用が最も困難なQTHと思います。まずアクセスが困難であること、さらに地形の関係で西パスが非常に厳しいです。北上パスが1エリアより先にLOSします。サテライトは3パス運用し、最後は空振りCQになりました。

夜のローバンドは1.9MHzが前日同様パッとしません。3エリアより西が一発で返ってきません。伝搬がかなり悪そうです。撤収時には霧雨になり、一時は視界が100mほどしか無かったほど。雨や雪は対策が可能だけれど、それより怖いのは雷と視界不良です。ノロノロ運転で濃霧区間を過ぎ、無事に帰還できました。

宿泊は中標津町の温泉付きホテルでした。中標津町は空港があり大きな規模の町です。

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2014年4月30日 北海道5日目

この日は平日なので、未運用の常呂郡・北見市の足跡残しと、網走郡・網走市のサテライトが主な目的です。

ただし、夜の西パスが極端に低く、VO-52、FO-29ともMEL5度。そこで網走市の湖畔で運用する作戦です。

朝は佐呂間町の路肩駐車場で運用。10MHzがカスカス、14MHzは聞こえるけれどその上がダメといった状態で、24MHzと28MHzに至ってはノイズすら聞こえず、アンテナの動作を確認したほどです。

北見市は漁港で運用。需要は無いと思われる所といっても、さらに廃バンドが進行し、まともにQSOできたのは10MHzのみ。

網走郡大空町でのんびり昼食を食べながらテレビを見ていると、道内は連続降水無しの記録とか、7月上旬並みの気温など。氷点下でも耐えられるような装備なので、暑くてたまりません。

網走郡と網走市の境界付近に行くと予想通りのロケ。網走市側は民家があって人の通行が多いため、少し離れた漁港で運用することにしました。自転車で下校途中と思われる小学生を多く見かけました。

大空町のハイバンドは12時を過ぎると14MHzと18MHzが少し開けるも、21MHzはかなり厳しくなり、24MHzと28MHzは無感。10MHzがカスカス、7MHzは全く応答無しの状態。夕方に再びサテライトを運用するので、ハイバンドはその時に期待。

網走市に行くと少しずつコンディションが上昇し、14MHzが安定してきました、ここは7MHz CWのリクエストが特に多かったので、ハイバンドを手早く2巡した後、7MHzのコンディション上昇を待ちました。15時過ぎの比較的早い時間に7MHzが聞こえるようになり、一気にエンジン全開で7MHz CWの局数稼ぎに集中。

西パスの低い軌道を狙うための場所なので、1エリアからも見える東パスの10度台のサテライトが難しいという問題点も発生。VO-52の天頂パスで網走市1パス目。

FO-29に合わせて大空町に戻り、14-28MHzを駆け足で運用。Scが効いていて28MHzでも何局かできました。再び網走市に戻り、MEL 5度のVO-52、FO-29とも狙い通り完璧。網走市は3パス運用しました。

1.9MHzが不調で3エリア以遠が全く聞こえませんでした。7MHz CWは、カレンダーでは平日だったものの、一通り行き渡ったはずです。

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2014年5月10日 (土)

2014年4月29日 北海道4日目

枝幸町-雄武町-紋別市のルートは2011年9月に運用した時の逆順で、様子は分かっています。国道沿いで空き地を見つけて、ひたすら運用するだけです。

枝幸町と雄武町の境界に駐車場があり、ワープ運用可能です。しかし、西側のロケが悪いので、サテライトの東パスでは枝幸町側で運用し、低い西パスでは雄武町の別の場所で運用することにしました。

枝幸町は朝5時台とあって7MHzが主体。7時過ぎの雄武町は14MHzと18MHzがそれなりに開けて大パイル、ここでは3時間半呼ばれ続けました。

午後からは紋別市。ここはリクエストが特に多いため、13-21時まで連続8時間運用を計画しました。それに備えて少し長めの昼休み。

紋別市は、市の中心部に山とスキー場があるという特別なロケで、本州方向に開けた場所を狙うには郊外しかありません。雄武町に近い所に広い河川敷がありました。

前日、ギボシダイポールの動作がおかしく、調整を試みるものの、ここでは全バンドが使用不能になっていました。原因は不明。ロングワイヤーアンテナでの運用としました。

8時間耐久運用。28MHzだけがどうしても浮きません。ハイバンドを2巡し、7MHzと10MHzでできるところはやり尽します。結局28MHzは3局しかできませんでした。とにかくひたすらCQ。途中で何があったかはあまり記憶にありません。

ハイバンドがあまりオープンせず、交信数が多い割に不完全燃焼な感じです。21時になり、1日1000QSOを超えた所で終了。

格安ビジネスホテルに泊まるつもりが、FBな温泉があって大満足でした。

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2014年4月28日 北海道3日目

これまでの移動運用で最も印象に残っている雨竜郡(上川)新郡祭り。積雪2mの猛吹雪、地元の人でも行かない、と言われた伝説の移動運用です。

あれから4年、まだまだ需要があると考え移動ルートに組み込みました。ただ、時間の都合でサテライトを出来なかったのが残念。

旭川市の公園で朝のFO-29を運用した後、幌加内町に移動。ギボシダイポールを張ったけれど、どう頑張っても21MHzあたりが限界で全クリは無理。4月の午前中はこんなものなのでしょう。

午後からは剣淵町で少し運用。強風のため釣竿アンテナにステーを張りました。コンディションは午前とあまり変わらず、Scが少しだけ出てきたか、という感じ。雨が降ってきて急に寒くなったこともあり早々と撤収。前日は20度超え、この日は最高でも6度。

士別市で運用する前に防寒着に着替えたいけれど…どこでするか。開いている店はコンビニと郵便局しかありません。そこで、地図で駅を探して行ってみたら、一つ目は駅舎すらない駅。次の駅でトイレ発見。水の流れない古式ゆかしいトイレでしたけれど、着替えと用足しなら十分でした。

士別市ではグラウンドの空き地を発見。農道では農作業をやっているし、私有地で立ち退き要求されても困ります。午後はScが使えるようになってきて、7~28MHzまで引き回しに遭い、最後は10MHz。CLと打ったら「QRV FROM 0121?」と誰かが打ってきました。はいはい、言われなくても分かってます。

名寄市は堤防上から運用。夕方、14MHzと18MHzが全国的に開けてパイルに。ローバンドののリクエストに合わせてロングワイヤーを展開。強風の中、もうすでに予備のアンテナは無いのでヒヤヒヤ。各バンドを巡回し、枝幸町へ90kmの移動。

この後、枝幸町に向かう途中の最低は-5度、枝幸町に着いたときには0度でした。

車中泊をどうするか。寒い時の車中泊にはトイレが必須です。枝幸町の街中に公園を発見、しかし雪に埋もれており、冬季閉鎖中で5月1日から使用可能とのこと。コンビニは24時間営業ではないし、漁港にもトイレ無さそう、ということで20km以上北上して道の駅で車中泊。朝、目覚めたときには-1度でした。

 

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2014年5月 9日 (金)

2014年4月27日 北海道2日目

夕張市は山間部で平地が少なく、サテライトの運用が難しい所です。以前運用した場所は高台で周辺に人の気配は無く、夜になると真っ暗で物音もしません。近くには「熊出没注意」の看板が。熊除けのためスピーカーから大音量を流しながら運用した記憶があります。

今回はとりあえず道の駅に行ってみると、衛星のLOS方向がちょうど山の合間で何とかなりそう。FO-29とVO-52の連続パスを運用し、7MHzと10MHzに出たところで次の北広島市へ出発の時間。輪厚PAでの運用です。ここは南側のロケが良いので、何回も利用しています。

次の江別市の野幌PAはロケが非常に悪くサテライトは運用できないので、江別東ICで一旦下りて公園の駐車場へ。9時台MEL 13°のFO-29を運用。ハイバンドは18MHz止まりで、珍しいQTHではないため深追いせずに次へ。

岩見沢市は何度も運用しており固定局もいるのでスルー。また、休日で混雑しており、主要なPA・SAには誘導の係員がいて、運用がしにくいこともあり回避。運用したい三笠市、ここはICで途中下車が必要です。運用場所を探していると、どうやら農作業。8エリアは大規模な農薬散布が行われている場合があるので、近付かないのが吉。

しばらく走行していると手頃な公園を発見。やはり公園が一番です。7MHzのリクエストもありカスカスQSO。11時台になるとScが弱いながらも発生して、28MHzまで何局かと粘り勝ちに持ち込めました。

続いて美唄市、トイレのみのPAで空いています。しかしコンディションは昼枯れで低下し、28MHzがどうしてもできません。コンディションが上がるまで、とりあえず昨年9月に運用したのと同じ赤平市へ。ここもやはり28MHzが鬼門。夕方まで待てば良くなるとは思うけれど、パッとしません。

滝川市は堤防上のロケ。10MHzと14MHzが強くなってきました。QSY UPは順調で、15時過ぎにようやく28MHzまで持ち込めるようになりました。VO-52は16:10からなので、その前に樺戸郡新十津川町に行って、24/28MHzを先回りで交信成功。激しい暴風で、堤防の下から運用しました。もはや強風というレベルではなく、釣竿アンテナにステーロープを張ってようやく立たせられるレベル。

昼間は20度近くまで上がり、季節外れの猛暑。しかし風が強烈で季節感がサッパリ分かりません。新十津川町は14MHzと18MHzが大パイルになり、VO-52の1パスをキャンセルして、その時間を7MHzの運用に充てることにしました。

朝から晩までこのコンディションが続くと楽しいけれど、2時間ほどしか続きません。Twitterなどでは西日本ではEsが出たとか。しかし6エリアとはコンディションが全く違い、50MHzは電離層反射では1局も聞こえませんでした。

滝川市に戻り、ローバンドのアンテナを設置。19時過ぎにハイバンドが良さそうなのでサクッと一巡。しかし21MHz止まりでした。

某掲示板に某DL局から“今日0136行く?”(日本語訳)。0136は北斗市でここから400km。たぶん8の移動局を見つけるたびに、位置関係を知らずに北斗市をリクエストしているのだろうなぁ。ご苦労様です。

20時近くになって10MHzも終わってしまい、ローバンドに復帰しようと3.5MHz切替ギボシの所に行くと、あれ?空中にあったはずのロングワイヤーアンテナが無くなっている! 事情が分からずビックリ。懐中電灯を持ってもう一度見てみると、ワイヤーが切れて地面に落下していました。とりあえず3.5MHzには同調できそうだったので、そのまま運用。1.9MHzは短めのワイヤーにコイルを入れて同調、しかし相変わらずの暴風で不安定な運用でした。

ロングワイヤーアンテナは予備1セットを持ってきたものの、残り8夜を1系統だけで持ちこたえられるか、天候が不安定なだけに心配になりました。

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2014年5月 8日 (木)

2014年4月26日 北海道1日目

※全10話+FB NEWSに書かない運用テクニック編 の予定

2009年から6年連続の大型連休8エリア大移動。今回は2011年以来となる道東方面がメインです。

【幻の船内SAT】

フェリーの客室にFT-817×2、ロッドアンテナ、単3電池10本パック、ハンディGPS、電鍵等を持ち込み。

午前5時台のVO-52は低過ぎて見送り。6時台の東パス。ところが船の構造上、進行方向に向かって左側は窓が少なく、空いている所も窓が格子のようなもので覆われていてNG。

夕方のパスは、窓側で座れる所は全て先客がいっぱい。船内SATは残念ながら予想外の不戦敗でした。

【上陸】

上陸時は14度。これまでは0度近かった年もあり、車中泊に備えて防寒下着を着込んでいると暑くてたまらない…。

最初の運用場所は北広島市。ここは8Jで始まる局が周辺QTHも含めてCWにアクティブです。しかし、1.9MHzに出た形跡が無いので、ALL JAの裏番組として企画。

札幌市に面した市街地では運用場所が無いことは、これまで何回も運用して分かっています。そこで、ちょっと遠いけれど以前に運用したJCG01042、01072との境界付近を目指します。ここには以前、河川防災ステーション?という駐車場とトイレがありました。しかし閉鎖されていたので、裏の河川敷で運用。

予告した22時に1.9MHzでCQを出していると、某掲示板の常連ではない局からも呼ばれ、コンテスト中にもかかわらず聞いておられたようです。3.5MHzにQSYするも、あまり呼ばれず30分足らずで終了しました。

翌朝は午前5時台にVO-52とFO-29の連続パスがあります。このパスは予告を出しませんでした。連休初日とあって早朝でも多くの参加局が予想されます。従って珍しいQTHが喜ばれるかと。しかし、周辺のQTHは昨年に一通り運用しているし、札幌の区は深夜となるとロケハンがなおさら面倒。また札幌市では今後サテライト移動局の活躍が期待されます。

そこで、夕張市に行くという案が浮上。道東道で50kmほどの距離です。夜間の運転は動物の飛び出しがあるため、スピードを出せません。

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2014年5月 7日 (水)

8エリア移動速報

QSO合計 7,640

  • 4月26日 36
  • 4月27日 797
  • 4月28日 655
  • 4月29日 1,011
  • 4月30日 739
  • 5月1日 633
  • 5月2日 916
  • 5月3日 873
  • 5月4日 1,031
  • 5月5日 949

(手計算のため、誤差の可能性あり)

QTH一覧

*はサテライトの予告に無かった所

4月26日(土)

  • 北広島市(0134)

4月27日(日)

  • 05:09 FO-29, 05:16 VO-52 夕張市(0109)*
  • 06:53 FO-29 北広島市(0134)
  • 08:39 FO-29 江別市(0117)*
  • 三笠市(0122)
  • 美唄市(0115)
  • 赤平市(0118)
  • 16:10 VO-52, 17:06 FO-29 樺戸郡新十津川町(01020B)
  • 18:52 FO-29 滝川市(0125)

4月28日(月)

  • 07:43 FO-29 旭川市(0102)
  • 雨竜郡(上川)幌加内町(01081A)
  • 上川郡(上川)剣淵町(01023C)
  • 16:14 FO-29, 16:25 VO-52 士別市(0120)
  • 17:56 FO-29, 18:02 VO-52 名寄市(0121)

4月29日(祝)

  • 05:46 VO-52, 06:48 FO-29 枝幸郡枝幸町(01015B)
  • 07:23 VO-52, 08:34 FO-29 紋別郡雄武町(01070E)
  • 16:40 VO-52, 17:02 FO-29 紋別市(0119)

4月30日(水)

  • 常呂郡佐呂間町(01048C)
  • 北見市(0108)
  • 網走郡大空町(01005E)
  • 16:54 VO-52 網走市(0111)
  • 17:51 FO-29 網走郡大空町(01005E)
  • 18:34 VO-52, 19:41 FO-29 網走市(0111)

5月1日(木)

  • 08:29 FO-29 斜里郡小清水町(01036B)*
  • 目梨郡羅臼町(01069A)
  • 標津郡標津町(01033A)
  • 16:57 FO-29, 17:09 VO-52, 18:42 FO-29 目梨郡羅臼町(01069A)

5月2日(金)

  • 07:34 FO-29 標津郡中標津町(01033B)*
  • 野付郡別海町(01055A)、厚岸郡浜中町(01003B)
  • 15:50 VO-52 根室市(0123)
  • 17:25 VO-52, 17:46 FO-29 野付郡別海町(01055A)

5月3日(祝)

  • 05:09 VO-52 厚岸郡浜中町(01003B)*
  • 06:38 FO-29 根室市(0123)
  • 08:23 FO-29 厚岸郡浜中町(01003B)
  • 根室市(0123)
  • 阿寒郡鶴居村(01001B)
  • 釧路市(0106)
  • 16:17 VO-52, 16:52 FO-29 釧路市(0106)*
  • 17:53 VO-52, 18:37 FO-29 阿寒郡鶴居村(01001B)

5月4日(祝)

  • 07:28 FO-29 釧路郡釧路町(01027A)
  • 川上郡標茶町(01026A)
  • 十勝郡浦幌町(01047A)
  • 白糠郡白糠町(01038B)
  • 16:19 VO-52 釧路市(0106)
  • 17:42 FO-29, 17:55 VO-52 白糠郡白糠町(01038B)
  • 19:29 FO-29 十勝郡浦幌町(01047A)

5月5日(祝)

  • 05:39 VO-52 中川郡(十勝)豊頃町 (01051B)
  • 06:33 FO-29 十勝郡浦幌町(01047A)*
  • 07:16 VO-52 中川郡(十勝)豊頃町(01051B)*
  • 08:18 FO-29 広尾郡大樹町(01060A)
  • 浦河郡浦河町(01013A)
  • 日高郡新ひだか町(01080A)
  • 16:47 FO-29 新冠郡新冠町(01052A)*
  • 18:11 VO-52 沙流郡日高町(01031A)*
  • 18:32 FO-29 勇払郡(胆振)むかわ町(01073G)*
  • 苫小牧市(0113)

注)Jクラスタに一度も上がらなかった所、Jクラスタに誤掲載された所があります。

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