2015年5月3日 北海道9日目
この日はKICさんの古平郡と岩内郡のハイバンド。特に古平郡は過去3回行ってハイバンドが一度も開けなかった鬼門です。小樽に宿泊すると、CONDX的に不利な午前中に予定を組むことになります。今回の大移動日程で最も悩んだ所です。
少しでも水面反射が使えるように港に移動。延長戦に突入することも考え、次の移動地まで時間の余裕を持たせておきました。9時からのスタートに設定したものの、HFのCONDXは今回の大移動で最低の状態。14MHzの遠距離も開けません。10MHzで時間稼ぎをしてScに賭けます。11時近くになってScが出てきて、24MHzはかなり手間取ったものの28MHzは安定して交信。最初の古平郡移動が2010年、そこから5年掛かりでKICさん全クリでした。
少し早目に終わらせて次の仁木町に移動。ここもリクエストがありました。7MHzと10MHzで少しだけ運用し、FO-29に出た後に共和町へ。これといった運用ポイントは無いので、港で運用することにしました。ただし、港は岩内町にあり、少し内陸に入った工業団地の一角が共和町です。駐車できそうな場所があり、人通りも少ないためここで展開。
FO-29の関係で7~28MHzで2時間で済ます必要があり、7MHzはすぐ終わるだろうと油断したら開けていてパイルに。しかし、10MHzのCONDXが悪くパイルが薄かったため、時間内に28MHzまで何とか済ますことができました。午前の様子からScがあることが分かっていたため、あとは信号が浮いてくるタイミングを合わせるのみ。ここでも28MHzのカスカスQSOに成功しました。
磯谷郡蘭越町は海岸で運用。このあたりは平地が少なく、運用できる場所は限られます。MEL 11°の低いFO-29に出ようとすると、南側に山があり、しかもダウンリンクが激弱で出遅れました。
あとは夕方の運用パターン。10~28MHzまで上がり、ローバンドのワイヤーを展開して3.5MHzと1.9MHz。最後に7MHzで1時間以上のパイル。ハイバンドは実質18MHz止まりでCONDX悪すぎ、しかしローバンドはノイズも無く安定していました。
9日目のこの日まで、ずっと高めの気温で晴天。冷え込みを感じることはありませんでした。しかし翌日からは雨の予報です。
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コメント
ここは私も何度も移動していますが、自分の14UPがありません。28まで一気に埋まりました。TU、スキャッターでしょう。
投稿: JA8AWR | 2015年5月25日 (月) 09:49
書き漏らしました。古平です。ここからか、他の場所からだったか、一度軽いエコーがかかり、スキャッターと他の伝播とが重複したらしい現象を経験しました。
投稿: JA8AWR | 2015年5月25日 (月) 10:24
午後の岩内郡も期待していたのですが、まったく入感しませんでした。以前から気になっていたのですが、「電離層予報士予想」って何ですか?
投稿: JA8AWR | 2015年5月25日 (月) 10:36
エコーひいた話、他のブログに書き込んだので調べてみました。やはり古平からの14で、SCとGWではないかと書いていました。地図見ると、古平からは直線76キロもあるのですが途中、ほとんど海なので海面伝播が効いたのかも知れません。DXならSP、LPの干渉でよくあるのですが、国内短距離では面白い現象でした。岩内も海岸でSC出ていたとのことですが、こちらからは積丹半島はさむせいか、全く入感しませんでした。
投稿: JA8AWR | 2015年5月25日 (月) 15:22
古平はどのバンドもQSBが激しく、伝播ルートが複数あったかもしれません。
投稿: JO2ASQ | 2015年6月 4日 (木) 21:57