2016年3月19日 沖永良部島2日目
朝は滝のような雨で、雨粒が窓ガラスを叩き付け、道路にはところどころ泥水が流れていました。この状態では設営ができません。レンタカーの車内を水浸しにできない、着替えが無い、機器が水没で壊れた場合の予備が無い…といった事情で、雨が小降りになるまで少し待つことにしました。和泊町の公園の駐車場で予定より20分遅れて運用開始。
朝8時台は7MHzで出来るところまで、ここはパイルになってもCONDXの変化とともに自然に信号が弱くなってきてパイルが途切れるので、そのタイミングで10MHzにつなぎます。10MHzが100局を超えるドパイル状態。これはCONDXが悪い時の新市祭り以上かもしれません。
今回の移動運用で初めてのAO-73はダウンリンクが弱くかなり手こずりました。システムが自分の車と違うため、送信時に回り込みが発生し、ループの確認が困難になりました。
14MHzはあまりパイルにならなかったのですが、18MHzでコンディションが上昇、またも100局パイルで次のFO-29が来てしまいました。18MHzあたりになると、各局の信号強度が大きく違うのでパイルの混乱が少なくなり、QSOがサクサク進みます。FO-29はMEL6°と無茶振りに近いパス。SSBはループが確認できませんでした。
午後からは天気が回復し、知名町に移動。海岸近くの高台にある農道を確保。北側にLOSするパスはマイナス仰角でも聞こえていました。FO-29の天頂パスの後、13時台なのでまずは10MHzから、午後になりコンディションが上がってきました。10MHzで100局、14MHzで50局、18MHzで100局といった感じで、これだけで2時間半。
さらに28MHzまでパラパラと呼ばれるようになり、再び14MHz、10MHzと降りていた時には17時近くになっていました。10MHzでサクッと出た後に7MHzをどうするかな…?と考えていたところ、10MHzがまたしても大パイルになり100局超え。
このままXW-2F/C/Aの3連続パスに突入です。これらの衛星はダウンリンクが強いので、ループの確認は特に問題はなかったのですが、ドップラーシフトが激しく、交信中にもどんどん周波数が飛んでいきました。さすがにSSBで1発で決めるのはかなり無理があります Hi
SATの後、7MHz CWを投入、100局くらいで3.5と1.9のどちらを先に…と考えていたところ、CONDX絶好調で100局やっても終わりません。20時を過ぎると大陸からのノイズが出てきて弱い信号が取れなくなり、7MHzだけで220局まで進んだところで強制QSY。
1.9MHzは前日と違ってCONDXが悪く、バンド内で聞こえる信号はSメーターが振ってきません。仕方なく3.5MHzに行くと、ノイズで受信状況が悪く、正直なところ、どのくらい猛烈なパイルなのかも判別しにくい状態。この状態で相手局にあまり期待させるのも申し訳ない感じです。夜食の都合があるため22時で強制終了。知名町のローバンドは積み残しになってしまいました。
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