2016年9月18日 愛媛県2日目
この日のQTHは盆地や海岸の断崖絶壁ばかりで、サテライトの運用は難しい場所です。10°前後の低いパスもあり、どのように運用場所を工夫するかがポイントです。
また、愛媛県は意外に広く、道路があまり整備されていない区間もあるため、移動時間がかかります。この日の最終運用地から松山市までは約80kmあります。
朝のAO-73は高仰角パスで、喜多郡内子町のPAで運用。このPAは北側と南側がそこそこ開けており、サテライトの運用には申し分ありませんでした。HFは7MHzがよく開けており、10MHzも1エリア以遠は聞こえました。イオノグラムが停止しており伝搬状況の詳細は分かりませんでした。広島県から1200MHzのリクエストがあり、北側の谷間に向ければパスがあるかと期待しましたが残念ながら無感でした。
台風接近の様相で、相変わらず生暖かい風と、断続して降り続く雨。続いて大洲市。盆地の中にあり、低いパスは困難です。大洲城の対岸の河川敷で運用し、低めのFO-29は十分に運用できました。コンディションは低調でハイバンドはさっぱり聞こえませんでした。
続いて西予市。ここも盆地にあり、以前の運用で運用場所に苦慮しました。対象が高めのFO-29とUKube-1なので場所の制約はありません。道の駅の外れの駐車場で運用しました。
八幡浜市は断崖絶壁ばかりで、サテライトが運用困難です。しかも16時台のXW-2C、MEL11°の一発勝負です。みかん畑が広がる急斜面の山を登り、何とか開けた場所は確保するものの、霧が掛かって視界が悪いため周囲の山の高さが分かりません。HFを運用する時間が2時間近くあったため、地上波でできる局は28MHzまで、さらには1.9MHzと3.5MHzもサービスできました。XW-2Cは思ったよりもLOSが早く、SSBに出られなかったので20時台のAO-73で再チャレンジすることにしました。
西宇和郡伊方町、ここも運用困難です。特殊な地形で断崖絶壁ばかり、広い土地はありません。南側が全開か、北側が全開の場所の2択です。サテライト的には北側が全開の場所を選択するしかないのですが、やはり南側は山があり北上パスはAOSが遅くなります。この日はXW-2Cと2Fが1分ほどの差で完全に重なっており、サテライトの時間が取れそうにないため、XW-2Aを2回運用することで何とか対応できました。各バンドでリクエストがあり、速攻でQSYしながら19時30分に撤収しました。ローバンドは前日のようなFBな開け方ではなく、カスカスQSOを連発。
20時のAO-73は再び八幡浜市のみかん畑の山を登ってAO-73を運用。翌日の帰路に備えて早めに宿に戻りました。
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