2018年12月31日 熊本・鹿児島4日目
ところが、暗いうちに鹿児島市に移動して、次第に明るくなってくると、西側に高い崖があってXW-2Fの西パスは後半で見えなくなることが判明。さらに、ダウンリンクが弱く、SWRを測ると∞。よく見ると145MHz八木の給電部が断線していました。そこで、送信は435MHz7エレ、受信は145MHzモビホで緊急対応。走行中にD-STARを聞くため144/430MHzのモビホを常設してあったことが役立ちました。
午前中は天頂パスが無かったので、このシステムで問題なく運用できました。10年くらい前にも大移動中に145MHzの同軸が断線し、受信をモビホにしたところ、MEL3°くらいのVO-52でも普通に聞こえて驚いたことがあります。145MHzはエレメントを着脱するために可動部分があり、数年に1回そこが断線します。
IC-9700をご購入された皆さん(購入しなくてもV/UHFのオールモード機ならばOK)、モービルホイップで構いませんので、ぜひ私のサテライト運用(地上波ではあり得ないCW/SSB超絶パイルの世界)をお聞きください。
その次は南九州市に移動。ここも2007年12月の市制施行の時に運用しています。もともとCW移動局が少ない地域、同時に2つの郡が消滅、サテライト移動局は私しかいない、ネットで運用局の情報を収集する方法が今ほど発達していなかった、という時代背景があり、注目度が異常に高かったような気がします。
ここは頴娃町の広い運動公園で運用しました。7MHz CWは大パイルになり100局超え。新市祭りで運用し尽くしたはずなのですが、10年以上経つと客層が入れ替わるようです。10MHzも好調で、HFはサテライトのおまけで軽く流すつもりが、3時間のパイルになってしまい、早めに昼休みにしました。昼休みの間にハンダ付けして給電部を仮復旧しました。
午後の部は、先に南さつま市で運用することにしました。観光客向けと思われる手頃な駐車場があり、運用を開始すると、HFで強烈なノイズが発生して運用を断念。周りを見渡すと太陽光パネルがいっぱい。これは厳しそうです。
さらに北上し、旧・加世田市街に近い場所で川沿いの空き地を発見。ここならサテライトもそこそこ運用できて、近くにコンビニもありトイレも心配ありません。HFのコンディションは低下し、パイルは早々と終息しました。
枕崎市の市街地には大きな公園が見当たらず、港で運用しました。釣りをしている人がいる所で、違う目的で釣竿を伸ばすのは、ちょっと恥ずかしい(笑)。7MHzはパイルになったものの、上のバンドは開けず、夕方の3.5MHzが激強。他の移動局が猛烈なパイルになっており、こちらは短い釣竿でパワーも控えめ(苦笑)のお手軽運用。FO-29の運用に集中しました。
再び南さつま市へ。運動公園に行ったら休業日で閉門、ロケもあまり良く無さそうで、昼間と同じ場所にしました。昼間の明るいうちに、本命でなくても良いので運用場所を見つけておくのは重要です。
サテライトは時間の都合で西パスに片寄ってしまいましたが、FO-29ではDX局とも年末のご挨拶ができて、コンディションが悪い割にはまずまずの結果でした。
2018年のQSO数: 約42,000(集計中)
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