2021年12月27日 広島県3日目
カレンダー上の平日は、広島市の東側にある3つの区で計画を組みました。
安芸区は平地がほとんど無く、サテライトの移動運用は難しい場所です。以前にも利用したことがある海岸の自動車学校南側の突堤です。午前5時台のサテライトが無いので、午前6時台の低いRS-44から始めようと考えていましたが、北西側に山があり見えませんでした。
しかも、午前6時台であれば1エリアまで飛ぶはずの1.9MHzが早々とフェードアウトして、3.5MHzもカスカスでした。7MHzはCWバンドにOTHレーダーが出ており、7.1MHz台でCWに出てある程度は交信できたものの、某掲示板を見ている局から一通り呼ばれると延々とCQ空振りになります。すでに手詰まりになってしまったので、先に南区で運用して、昼間のサテライトで再び安芸区に戻ることにしました。
南区は1日目と同じ公園の駐車場です。7MHzなどもそれなりの需要がありますが、ここでの最大の関心事は前日から利用できるようになった新衛星のXW-3です。東パスは当地ではやや低めで、ループが取れた感じはあったのですが、やがて見失ってしまいました。低いパスでパワー控えめにしたのが原因の一つと思います。
どのバンドも、一応それなりのパスがあっても信号が弱く、CQを出してもパイルアップが続きませんでした。カレンダー上の平日ではあるもののサテライトは賑わっていますし、出ている局がそこまで少ない感じはしないのに、どうも不調です。
再び安芸区に戻り、XW-3の高めの西パスに再チャレンジ。フルパワーでアップリンク側のビームを合わせる必要があるのと、偏波による信号強度の違いが大きいようです。アップリンクのコツをつかむと、SSBの2QSOを含む13QSOできました。この衛星はモビホでは条件が良くないと難しいと思います。
サテライトの合間のHFは、やはりそれなりに呼ばれるもののパッとしませんでした。
前日、雪が舞う中で運用した東区の河川敷に戻り、ハイバンドの準備をしました。この場所は南東側に建物があり、その方向のサテライトには出られないので、CAS-4B×1とRS-44×2という変則運用で対応しました。風はあったものの冷え込みはそれほど厳しくなく、夕方にはスキャッターが出て28MHzまで近距離とできました。しかし、16時を過ぎると急に弱くなってしまい、ローバンドも朝と同様にカスカスになってきました。前日に交信しなかった客層の方も信号が弱く、18時を過ぎても上がってくる気配が無いので、18:30でそのまま終了しました。
クラスタに一度も載ることが無く、7MHz CWは、最近数年の大移動では記録的な不作だったような気がします(集計中)。
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