2022年1月1日 広島県8日目
最終日は福山市から西に移動し、リクエストが多かった離島(といっても、1か所だけ橋でつながっている)江田島市への長距離移動で予定を組みました。
朝、AO-73のトランスポンダがONになったと情報が入ってきました。次に使えそうなパスは15時台で、手書きの時刻表を作成して準備しました。
福山市は、動物園の隣の富谷ドームランドの駐車場で運用しました。池をバックに初日の出が見られる場所で数組の先客がいたので、写真撮影のお邪魔にならないように場所を配慮しました。初日の出の瞬間には衛星が来ていたため、それらしい写真は撮れませんでした。
HFのコンディションは今回の大移動でも最低レベルで、朝7時を過ぎても3.5MHzが近距離スキップしている状態でした。7MHzは国内局が聞こえる気配を感じないためパスしました。福山市のHFは、著名な局がいますので私が出る必要は無いでしょう(笑)。
府中市は、山に囲まれた盆地で、周囲に開けた場所が無いため、サテライトが運用困難な難所の一つです。そもそも、人口密度が高く、市街地では駐車場を確保することも難しいです。さらに、公共施設は正月休みだったり、催事で混雑している場合があります。河川敷で車の乗り入れ可能な場所は、いずれも南側に高い山があってサテライトの運用が困難です。
以前に運用したことがあり状況は分かっていたので、市の東端に近い、環境センターの北側の川をまたいだ場所にある空き地で運用しました。北から南へのパスは途中でLOSします。西から東へのパスは、東側が比較的開けているのでCAS-4Bが頼りです。XW-3の南下パスは、AOS直後にダウンリンクが弱い場合が多く、終盤にモビホ組でも交信できるほどに強くなった時には山LOSしてしまいました。
尾道市は、谷底にあってサテライトの運用は難しいので、山の上にあるソフトボール球場の駐車場で運用しました。現地調査では、このような場所は簡単に見つかりません。10年ほど前までは航空写真が無かったので、このような場所を発見することはできませんでした。航空写真に感謝です。7MHz CWの需要が意外に多く、ハイバンドは10/14MHzだけの短時間運用になりました。
最終目的地の江田島市へは100km近く、2時間以上かかる移動になります。15時台のRS-44を目標として計画を組みました。ここは垣浦漁港緑地公園で運用しました。似たような場所として大君漁港・オリーブファクトリーに隣接する公園がありますが、こちらは駐車場が一般開放されていないようです。
15時台のAO-73に間に合い、ループテストの信号で混雑する中、21QSOでした。こちらは完全手動・現物合わせのためオフセット調整の手間が無く。1発でループが取れます。ここは7MHz CWのリクエストもあり、OTHレーダーの浮き沈みを見ながら長時間運用で対応し、ローバンドのコンディションが通常に戻っていたため時間を15分延長して対応しました。
帰りはサービスエリア等が混雑しており駐車スペース確保が困難なこと、名神や新名神が大雪で通行止めになると帰宅難民になることから、そのまま一直線で帰宅し、午前2時頃に無事に帰還しました。
(QSOパーティーには参加しません。ステッカー、台紙は断捨離しました。)
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