2022年4月2日 木曽郡1日目
サテライトでリクエストが多かった、木曽郡の全ての町村で運用を計画しました。
地図で分かる通り、どこも山間部の秘境で、サテライトの運用が難しい所です。そのため1か所当たりの運用時間を長く確保し、数撃ちゃ当たる作戦に出ました。
帰りの時間を考えると北から南に移動する方が楽なので、北にある木祖村から開始することにしました。午前6時台のRS-44から、これまたサテライトのリクエストが多い東筑摩郡朝日村で運用する予定でしたが、ナビ様のお告げで2時間40分かかり、間に合わない可能性も考えて予告は出しませんでした。
朝日村は、鎖川に掛かる最も東側の橋(名称不明)の南側の路肩スペースで運用しました。気温は-5℃でした。もちろん、完全防寒装備は持ってきたものの、名古屋でこれだけ気温が下がることは無いので、寒さでキーイングが乱れました。時間の都合で7MHz CWだけ運用したところ、朝からコンディションが良く、他の移動局も少なかったためか、2局/分を超えるレートで30分ほどパイルが続き、次のFO-29が来て打ち止めになりました。
木祖村は北の方が開けていることは知っていたものの、午前9時台のサテライト連続時間帯が近付いてきたので、村の中心部にある社会体育館の脇で店開きしました。西側にはすぐに山があり、低い西パスには出られません。かといって東パスもあまり条件は良くありません。夜のパスは高仰角で条件が良かったため、夜の部で再び運用するように予定を組みました。10MHz CWは82局できましたが、14MHzはDXも含む13局で、磁気嵐の影響もあって近距離オープンではありませんでした。
王滝村は日本屈指の秘境と思われます。村に入ることのできる道路が1本しかありません。このような町村としては山梨県早川町、冬季の長野県大鹿村、北海道羅臼町などが思い当たります。松原スポーツ公園に移動すると、北東~南側は高い山があり、他の方向は何とかなりそうです。ここでの運用に合わせてサテライトはAO-73×2、CAS-4A、CAS-4B、RS-44と合計5パス確保して万全の体制です。HFは7MHzや10MHzでパイルになるのは当然として、14MHzで1エリアがカスカスで聞こえていたものの、18MHz UPは反射源が見当たらない状態でした。
この場所は「熊に注意」の看板があり、昨年の8エリア大移動の後に購入して車内に備え付けておいた「熊除けの鈴」が初めて役立ちました。
木曽町は木曽郡で最大の町と言えますが、平地は少なく、日義木曽駒高原の道の駅でお手軽運用です。西側には山があり、1パスの時間が長いFO-29で対応しました。昼間のコンディションがイマイチだったせいか、ローバンドはまずまずで、1.9MHzは短時間で18局できました。
木祖村の夜の部は、味噌川ダムの西側の路肩スペースで運用しました。途中、山道を走りますが、路面状態は良くて残雪も無く、トイレもあり安心です。南側は夜景が見えますが西側は断崖絶壁です。もちろん、このような場所でも運用できるようにサテライトの時間に合わせて運用を計画しています。430MHz CWは標高が高い効果もあって7局できました。
| 0
「移動運用」カテゴリの記事
- 2023年3月12日 西日本ハムフェア講演(2023.03.12)
- 2023年3月11日 西日本ハムフェア前日(2023.03.11)
- 2023年2月26日 浜松市2日目(2023.02.26)
- 2023年2月25日 浜松市1日目(2023.02.25)
- 2023年2月19日 揖斐郡大野町ほか(2023.02.19)
コメント
いつもQSO頂き有難うございます。
朝日村と木曽町10Cは、144/430MHz(GW) で共にASQさんを呼び合った、
多〇〇市某局の移動運用に期待することにします(hi)。
今回は特に、144/430MHzの「木曽川河岸伝播?」を楽しませていただきましたが、
今後もハイバンドの近距離カスカスQSO(の酔狂)、どうぞよろしくお願いします。
投稿: nud | 2022年4月 4日 (月) 21:28
朝日村と木曽町は、10C無しで失礼しました。
144/430MHzは、パイルが止まったタイミングで呼んで頂いたため、
ほぼ横浜市向けの時にできました。
熱田区と松阪市はダイレクトで向けましたので、
その時には信号強度が変わったと思われます。
投稿: JO2ASQ | 2022年4月 4日 (月) 22:27