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2006年8月27日 (日)

1.9MHzアンテナの高性能化

1r9hikaku_2 1.9MHzを始めた当初は、ポールと釣竿を使って垂直部分を約10mにした逆L型アンテナ(写真)を使っていました。現在は、V型ダイポールや50MHz 3エレデルタループを併用するために、ポールの先端にワイヤーを引っ掛けてステー兼用で使っています。つまり、ワイヤーの垂直部分が短く、水平部分が長くなっています。

これではワイヤーが地面に近くて電波が飛ばないのでは、と思ったところ、性能の低下は感じられません。そこで、MMANAで特性を計算してみると、水平部分の長い逆Lの方が高利得という結果が出ました。水平面内がほぼ無指向性になっているのは、水平偏波と垂直偏波を合算しているためで、ワイヤーの形状によって偏波の比率は変わります。

1/2波長ダイポールとホイップとの比較も図に示しました。ダイポールの半分以下のスペースで、利得はわずか3~4dB差の逆L型アンテナ、 移動運用にぜひどうぞ。(初期の逆L型アンテナの詳細はこちら

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コメント

1.9はアンテナで苦労しますね。ASQさんの信号を聞いていましたが納得です。場所が無いのは北海道も同じ。もしかして本州より場所が無い?。
私も省スペース型で運用しています。
10m伸縮ポールにPG-100を繋いで20m。エレメントはPG-100に沿わせて10m。ポール基部から10m離して6mのグラスロット(船舶で使っているホイップ)をたてて、この先端でエレメントを受けて更に車へ。全長34~35m位。後はクラニシのカップラーで。
アースは40mのビニール線1本でクラニシのファジィマッチで同調させています。
場所があるときはフルサイズと同時に揚げていますが切替えて見ますと、国内ならフルサイズDPより良いです。
始めの頃はアースにファジィマッチを入れていませんでしたが、この結果Sで1~2上がりました。
このアンテナの良いところは1.9~50MHzまでOKと云う手抜きが出来る事でQSYは5秒程度です。
OMの記事ではアースがはっきりしませんがボデーアースですか?。本州の1.9移動の局は5mポイップの方が多いですが大体北海道まで飛んで来ない中HFNさんは格別な信号を送ってきます。アース(ラジアル)を張っていると聞いています。何処か移動同士で交信できたらFBですね。

投稿: ja8aha | 2007年3月26日 (月) 11:39

アースはボディアースだけです。
カップラーは一切使わず、
ワイヤーの長さと、地面からの距離の調整(これが重要)だけで、
SWRを1.5以下に調整しています。

投稿: JO2ASQ | 2007年3月26日 (月) 19:53

はじめまして。
貴車のボディアースですが、ハッチバックの所に基台付けられているようですが、ボデー側にもアースされて運用されていますか?私もローバンド運用しようと思ったのですが、車のアースが上手く取れず、同軸のコネクターに手を触れただけでSWRがふらふらし共振周波数も変わってしまいます。ノウハウをご伝授下さい。

投稿: | 2007年11月24日 (土) 14:49

アースはハッチバックの所に取り付け用のイモネジを埋め込んであるだけです。
ボディーには連結されていません。

アンテナ基台の引き込み部分の細いケーブルを、トロイダルコアに3回巻いてあります。
これが無いと7MHzでもSWRが安定せず、
ノイズだらけで運用できません。効果は絶大です。

投稿: JO2ASQ | 2007年11月24日 (土) 21:56

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