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2007年11月19日 (月)

VO-52でパイルに勝つためのヒント

「VO-52でパワー出し過ぎの局がいて、AGCが掛かるからパイルに勝てない」という意見を耳にします。私はそうではなく、パイルを捌く側との「相性」の問題があると思います。

私がVO-52の大パイルを平然と捌けるのは何故か、それにはフィルターの帯域特性を上手に利用しているためです。

Tone私のリグはCWフィルターの帯域が普通より高い側にズレていて、しかも低い側の切れがかなり強いです。CWのトーンが300Hzくらいを境に強烈に切れます。300Hz以下のトーンと、それ以下の逆サイドバンドのトーンは、AGCが即かかるような激強信号でも全く聞こえません。パイルの時は、音の塊を300Hz付近に合わせて、それ以下のトーンの信号が完全に消えるようにして符号を分離しています。

「ASQは低めトーンが好み」なのは、そのような事情によります。地上波144.0495に和文局がいても、フィルターで切ってしまい.051で普通にCQが出せます。また、500~600Hzくらいに信号が浮くポイントがあり、そこにハマると音の塊から分離できるため1発でパイルを抜けます。トーンの高い側の切れはかなり甘いので、3kHzくらいのトーンでもパイルが無ければ拾えます。トーンを何Hzで聞いているか(受信ダイヤルを何Hzに合わせているか)は手動制御のためこちらの気分次第です Hi

従って、パイルでなかなか取れない時があるのは、フィルターの特性を利用して、どんなに強い局でも特定の条件では全く聞こえないようにしているためです。私以外の移動局の方で、フィルターの特性の関係で「信号が消える」所まで意識している方は少ないかと思います。

現行の「7エレ八木+10W」にして以来、QRMで潰されたことは何度かありますが、AGCでループが通らなくなったことは一度もありません。パイルに勝てない時には、パワーを上げるのではなく、送信周波数の設定をもう一度確認して、必要があればズラしてみてください。

あと、私の場合、コールサインの最初の1文字目から符号のクセでパーシャルチェックしているので、タイミングをズラす方の「ズラし呼び」はあまり効果がありません Hi

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コメント

低めでPileを抜ける方は結構多いようです(AHAさんなど)。リグコン使わず手動で微妙に調整してますhi。

投稿: JH1RYE | 2007年11月19日 (月) 22:53

ASQ> 最初の1文字目から符号のクセでパーシャルチェック

こんど【J】のみ送信してみます。
【K】の方が良いかな。
信号を【ピヨピヨ】させれば一発コピー間違いなしですね。Hi

投稿: KIC | 2007年11月21日 (水) 06:31

JFで始まる2局は、最初の1文字ですぐに分かります。
25WPMくらいの速さでJF1だけ来ると一発で取れるかも Hi

投稿: JO2ASQ | 2007年11月21日 (水) 18:49

初めて書きます。
うーん。?が無い理由がわかったような気がするけど、すごいですね。820改造ですか?

投稿: kee | 2007年11月22日 (木) 23:40

KEEさん、いつもありがとうございます。
820は改造ではありません。
経年変化によるfズレがパイル捌きにちょうど良い方にずれていたのを発見した、
というだけです。
最初の頃は逆に強い局を見失ったりして、混乱させてしまいました。

投稿: JO2ASQ | 2007年11月24日 (土) 21:52

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