1.9MHz モービルホイップアンテナの製作
アンテナを張れない市街地でのゲリラ運用のため、釣竿モービルホイップのローバンド版を製作しています。
自作のノイズブリッジは、特に夜間は7MHz以下で放送波など余分な信号を拾うため、正確な測定ができません。また受信機のダイヤルを回しながら耳で聞いて共振点を探るため、測定に時間がかかります。これが限界と観念してBR-210をようやく(?)入手。あまりにも簡単に測定できることにビックリ Hi もっと早く入手すべきでした。
ローディングコイルとして、断面が16×10cm、高さが14cmの楕円形の食品容器に1mmスズめっき線を50回ほど巻きました(調整に関係無い部分はビニル線に置き換え)。この手の製作記事ではインピーダンスの低下を補正するためのトランスを入れることが多いのですが、私のクルマでは3.5MHz、1.9MHzとも50Ω付近に収まりました。しかし、次のような問題点があり、1.9~50MHzの全バンドで使用可能とするには、もう少し時間がかかりそうです。
- 巻数と共振周波数が単純な比例関係でなく、巻数をわずかに変えただけでも急激に共振周波数が飛ぶポイントがあります。特に4MHz付近でおかしな挙動をするため、共振周波数を3.5MHzに落とすのに苦労します。
- 1.9MHzでは、1turn当たり20kHz近く共振周波数が変動し、1turn以下の微調整が必要です。この機構をどうするか?
- 7MHz、10MHzでは50Ωよりインピーダンスが高くなり、SWRが2.5以下に落ちません(チューナーでごまかしています)。これは初代釣竿モービルホイップでも同じ傾向があります。
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コメント
>1.9MHzでは、1turn当たり20kHz近く共振周波数が変動し、1turn以下の微調整が必要です。この機構をどうするか?
コイル上部から支線を出し、その長さを調整すればOKです。
支線として小型ポータブルラジオ用のロッドANTが最適。
投稿: KIC | 2007年12月25日 (火) 21:55
これは楽しみですhi(2501などかな?)。
投稿: RYE | 2007年12月25日 (火) 22:56
>KIC
1. 先端にロッドアンテナ
2. ロッドアンテナ以外のスライド式伸縮機構
3. バリコンで微調整
までは考えていました。
早速試してみます。TNX
投稿: JO2ASQ | 2007年12月26日 (水) 18:08