1.9MHzモービルホイップ 調整のテクニック
1.9MHzモービルホイップは、周囲の状況によって共振周波数が大きく変わるので、こんなに短いアンテナ(全長2.5m)では再現性が無いのかな?と半分あきらめかけていました。ひどい時にはコイルのタップの位置が同じでも10kHz以上ずれます。
ところが、その原因が判明。コイルが楕円形のため、竿を回転させてコイルと車のボディーとの角度を変えると共振周波数が変わります。これを利用すると、コイルのタップの微調整をしなくても正確に共振周波数を合わせられます。
SWR測定値の一例を示します(BR-210を使用)。コイルの向きを変えて完璧に調整すると1.9MHz帯全域でSWR<1.2となります。固定局用のアンテナでもなかなか得られない良好な特性です。住宅地を30km/hで走行してもSWRはほとんど変化しませんでした(笑)
「飛び」はQSBがあるようですが、受信は極めて快適で、非同調ロングワイヤー+ATUの移動局より耳が良いと思われます。
再現性の高い材料でもう1本作ってから、詳しい製作記事を発表する予定です。コイルの巻き方がグチャグチャなので、何回巻きなどと説明しても現状ではあまり意味がありません…。
次の課題は「1.9~50MHz 10バンドフルカバー」「高速走行可能」「高利得化」のどれかです
| 0
「自作」カテゴリの記事
- IC-905XG(2023.10.04)
- QSLカードに、ユニバーサルデザイン(UD)フォントを導入(2020.11.28)
- 連休中の成果(2020.05.10)
- 1.8MHz帯のアンテナ(2020.04.21)
- 2020年2月2日 1.8MHz帯対応 釣竿ホイップアンテナ(2020.02.02)
コメント
僕も「売り物」のモビホをリアハッチの同じところに付けていましたが、
ボディ・エフェクトは相当実感しています。
(今は使うときに天井のマグネ基台取り付け)
以前、ルーフ上に給電点が出るように同軸管?と思しき
ステンパイプで50cm程ゲタを履かせた車を見たことがあります。
なるほど理に適っているけど、外見は非常にブサイクでした。。。(^^;
投稿: JF7JQV | 2008年2月26日 (火) 21:15
「ゲタ」はジャンク市で見たことがあります。
意外に売れ残っていました Hi
VO-52をモビホで聞いていると、
ボディに隠れる方向では、かなり弱くなりますが、
AO-7の受信はボディの方向に影響されません。
波長10mから見たら、ボディなんて小さなものなのでしょうね。
投稿: JO2ASQ | 2008年2月27日 (水) 00:00