祝 打ち上げ成功
- かがやき(ソラン株式会社) 437.375MHz CW(FM), パケット
- STARS(香川大学) 親機 437.305MHz CW, 437.485MHzパケット/子機 437.275MHz CW, 437.465MHz パケット
- KKS-1(都立産業技術高専) 437.385MHz CW, 437.445MHz パケット
- PRISM(東京大学) 437.250MHz CW, 437.425MHz パケット
- SOHLA-1(東大阪宇宙開発協同組合) 437.505MHz
※以上CQ ham radio 2月号 衛星通信情報より抜粋
既にJAMSAT軌道予報が出ています。現時点でOBJECT A~Fとなっており、どれがどの衛星かは不明。ただし初期の段階では、どの衛星も数秒の時間差があるだけで、ほぼ同じ軌道です。
受信の方法
CWを受信するには、430MHz帯のオールモード機と、3~7エレくらいの八木アンテナ(手動で動かす)が最適です。パスによっては高利得のGPやモービルホイップでも聞こえるはずです。
まずは軌道予報を入手します。名古屋1月24日の一例:
11:52:14 11:58:03 12:04:01 00:11:47 33 94 154 16.5 DDD
最初から3番目までの文字列はそれぞれ、見え始め(AOS)、最大仰角(MEL)、見え終わり(LOS)の時刻。
4番目は見えている時間(=11分47秒)です。
5~7番目はそれぞれ、見え始めの方角、最大仰角の方角、見え終わりの方角です。北を0°として、時計回りに最大360°で表します。例では北東より少し北(34°)から見え始め、ほぼ真東(94°)へと移り、南東より少し南(154°)で見え終わります。
8番目は最大仰角(MEL)です。2番目の文字列の時刻になった時、衛星がどの角度まで上がっているかを示します。地平線が0°、天頂が90°です。最大仰角が小さいと衛星までの距離が長く、信号が弱いです。GPやモービルホイップなどではMEL30~40°の軌道が最適です。
DDDなどの文字列は日照の状態です。それぞれAOS、MEL、LOS時を示します。Dは昼間(日照あり)、Vは日照(地上では夜だが衛星は日照あり)、Nは夜間(日照)です。ここにNが付いている場合、バッテリーを搭載していない衛星は不稼動になります。
430MHz帯のダウンリンクは±6kHzのドップラーシフトが伴います。AOSでは公称周波数+6kHzで信号が受信できます。その後、MELに近付くにつれ次第に周波数が下がり、LOSでは公称周波数-6kHzで受信できます。ただし、衛星によっては周波数の偏差があることもあります。
430MHz帯のオールモード機(FT-817など)をお持ちでしたら、ぜひ受信にチャレンジしてみましょう。私も狙っていますけど、24日の昼間は追っかけできません(;;)
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