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2011年3月26日 (土)

1.9MHzワイヤーアンテナの長さと利得

1.9MHz用のワイヤーアンテナとして、次の3種類を使い分けています。

160m3type

  1. 10m垂直型: 給電点付近に約100μHのコイル
  2. 20m逆L型ワイヤ: 垂直部分5m、給電点付近に約36μHのコイル、コイル無しで3.5MHzに共振
  3. 40m逆L型ワイヤ: 垂直部分5m、コイル無しで1.9MHzに共振

狭い場所では10m垂直型、強風で釣竿が立てられない時は20m逆L型、設置場所と時間に余裕がある時は40m逆L型を使います。

10m垂直型と40m逆L型を比較すると、どうしても10m垂直型の利得が劣るように感じます。そこで、MMANAを使って利得を計算しました。

160mantgain

打ち上げ角5°、10°、20°におけるそれぞれの利得を示します。(単位はdBi)

 10°20°
10m垂直型-10.74 -8.19 -7.02
20m逆L型-10.46 -8.12 -6.91
40m逆L型-3.64 -1.21 0.29

打ち上げ角が低い場合は、10m垂直型と20m逆L型がほぼ同じ利得で、40m逆L型がそれより利得が約7dB高い結果となりました。打ち上げ角が高い場合は、40m逆L型が圧倒的に有利で、ローカルコンテストなどでは近距離の局の信号強度が明らかに違います。

10m垂直型は3.5MHzでそれなりの利得があるため、コンテストでは3.5/7MHzを10m垂直型、1.9MHzを40m逆L型で構成することが多いです。

実際はアースの影響が加味され、10m垂直型でも十分に強い電波を飛ばせることがあります。

40m逆L型は、レンタカー移動の場合、ワイヤーの端を持ち上げる物を現地で確保する必要があります。

1/2λダイポールは40m逆L型よりもさらに利得が高いです。これは数回しか使ったことがありません Hi

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コメント

私の1.9MHzモビホは利得 -30dBiぐらいかな。(実感値)
これでも江ノ島の橋から運用したら北海道と沖縄ともできた。

投稿: KIC | 2011年3月27日 (日) 05:28

モビホ10Wで福岡から北海道とできました。

投稿: JO2ASQ | 2011年3月27日 (日) 05:46

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