2011年12月25-26日 北海道3日目以降
この日の朝一番のVO-52は、豪雪地帯である倶知安町へ。朝から除雪車が何台も通過していました。
倶知安町に入ると雪が降り始めて視界が悪く、どこで運用すればよいのか全く分からず。当然、除雪していない場所には乗り入れできません。雪にかすむ道端の標識をよく見ると公園の駐車場を発見。地図で見る限り衛星の方向に障害物は無さそうです。大パイルになりSSBチェンジは間に合わず。
ニセコ町も豪雪でした。除雪された場所で運用したので雪に埋もれずに済みました。18MHzまでは呼ばれるのに、それより上のバンドがサッパリ。
蘭越町は行き止まりの農道で運用しました。北海道の農道は、地面が固まっていないことが多く、普通車でむやみに突っ込むと脱出できなくなります。ここは除雪されており路幅の矢印表示もあって安心でした。コマンドでONになったFO-29にも出ました。
予告に無かった洞爺湖町オプションツアー。運用した時には風も弱く、雪も止んでいました。ここではFO-29をワッチ体制、しかしONのまま周回することは無く、残念でした。ローバンドも需要がありましたけれど時間の都合でパス。
日没後の留寿都村は再び猛吹雪になりました。雪の壁の上にワイヤーアンテナを置き、ローバンドを運用しようとすると、どのバンドも全くチューニングが取れません。ワイヤーの断線? しかも、アンテナアナライザの電池が低温で動作しなくなりました。今回、テスターを忘れたため導通テストもできません。目を開けているのも厳しいほどの猛吹雪、あまり遅くまでいると宿まで帰れなくなるので、ローバンドはやむなく断念。それにしても、ボイスレコーダー、テスター、予備のワイヤーアンテナと、3つも大きな忘れ物をしてしまうとは、かなり痛い失敗でした。
持ち帰って調べたところ、ワイヤーの断線ではなく、M型コネクタの受け側の汚れと変形による接触不良でした。強風・低温で異常な力が加わったと思われます。また、除雪で飛ばされた雪は砂などを含むことがあり、雪の付着した機材が砂でザラザラになっていたのも一因です。
中山峠の頂上にある道の駅・望洋中山のトイレは外扉の中が凍結しており、私がこれまで行った中で最も寒い場所でした。
---
26日の札幌は、数年に1回の大雪とのこと。市街地は路面状況が悪く、氷で路面がガタガタ。あちこちで渋滞発生。さらに、高速道路が全て通行止。ラジオの情報では新千歳空港の再開の予定も立っていませんでした。レンタカーを時間通りに返さなければならないので空港へ。札幌の中心部から恵庭市まで2時間以上。恵庭市では7MHz CWを少し運用しました。
空港に着くと全ての便が欠航で、カウンターに早くも数10mの行列ができていました。みるみるうちに行列が伸びていきます。ここで何をすべきか。
まず先に宿の確保、それから便の変更を携帯電話で行えば、並ぶ必要はありません。あらかじめ、このような事態を想定して、千歳駅前のホテルの連絡先はメモしていました。2軒目でキャンセルが出たばかりで1室だけ空きあり。これはラッキーでした。ニュースによると空港で夜を明かした人が多かったそうです。
千歳は技術系の仕事が多いため?書店が充実しており、時間をつぶすには困りません。7月に続き今年2回目の「足止め」でした。
| 0
「移動運用」カテゴリの記事
- 2024年11月4日 鹿児島県大隅半島3日目(2024.11.04)
- 2024年11月3日 鹿児島県大隅半島2日目(2024.11.03)
- 2024年11月2日 鹿児島県大隅半島1日目(2024.11.02)
- 2024年10月26日 掛川市・27日 袋井市(2024.10.28)
- 2024年10月20日 下伊那郡喬木村ほか(2024.10.20)
コメント