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2012年5月14日 (月)

アンテナを切らずに短くして、さらに元に戻せる方法

移動運用の途中で、ギボシダイポールアンテナなどワイヤーアンテナの長さを数10cm単位で短くしたいことがあります。ワイヤーを切ってしまうと、元に戻すには連結が必要ですし、構造上、切れない場合もあります。

そこで、ワイヤーを切らずに短くして、長さを微調整できて、さらに元に戻せる方法があります。下図を見てください。(私が考案しました。オリジナルかどうかは不明。)

Wireant_2

ワイヤーの一部を折り曲げ、そのまま巻きます(紐やテープでこの形状に固定)。すると、巻いた部分は逆巻きの2つのコイルがインダクタンスを相殺するので、電気的には、この部分を切り取った場合に近い動作をします。ダイポールアンテナなどの共振周波数が低い時には、切り詰めは最小限にして、この操作で微調整できます。

長くしたい時は、そのままほどけば、元に戻ります。

なお、ワイヤー系アンテナに限らず、アンテナを一時的に長くしたい場合は、園芸用アルミ針金(1mm)を常備しておくと便利です。100円ショップで販売されていることもあります。ギボシに挟み込んだり、アンテナのエレメントに巻きつけて固定したりできます。

追記: 単純に巻いただけでは、インダクタンス成分が残るため、共振周波数を上げる効果は小さくなります。

接地抵抗が高い場所(砂地、堤防上など)で調整したローバンド水平系アンテナを、接地抵抗が低い場所(海岸、湿地など)で使うと、共振周波数が低い方にズレます。この方法でエレメントを短くすると補正できます。

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コメント

これは良さそうですね。いざと言う時にやってみますhi。

投稿: RYE@0809 | 2012年5月15日 (火) 22:42

島移動で実証しましたhi

投稿: JO2ASQ | 2012年5月15日 (火) 23:45

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