« 2013年3月2日 西日本ハムフェア前日移動 | トップページ | 富山県移動予定 »

2013年3月 6日 (水)

2013年3月3日 西日本ハムフェア

7時30分に会場着、隣でサッカー教室があるとのことで、会場入口により近い駐車場の一角で設営。周囲が木で囲まれており、サテライトの実演はちょっと難しそう。

展示したアンテナ

  • サテライト用アンテナ
  • 50MHz HB9CV 木製軽量タイプ(製作方法は未公開)
  • 1200MHz~10GHzのアンテナ
  • 135kHz漬物樽コイル
  • 7~50MHz釣竿ホイップ+アース板
  • 逆L型ワイヤーアンテナ、コイル、巻き取り器、コンクリート製土台のセット
  • ギボシダイポールアンテナ

7~50MHz V型ダイポールアンテナは、すぐ隣の7MHzフルサイズデルタループアンテナに接触してしまうので、展示は見送りました。

Nishiham201319時半会場というのに9時を過ぎると入口の前が身動きもできないほどの人出。開始時刻が繰り上がりました。こちらもRTTYの実演、続いてサテライト(FO-29)の実演を開始、CWでは何度も交信しており、初めてお会いする方も何名も。6エリア各地から、あるいは6エリアに縁のある方、他エリアからの乗り込み組も。CWマルチバンダーや自作、マイクロ波に興味のある方の憩いの場となっていました。

12時からの講演、その前の「社員と語ろう」が盛会だったようで20分以上遅れて開始しました。50席と聞いていたところ立ち見の方もおられ、60部の資料は完売。

Nishiham20132 延長コードが無い、さらに普段使いのPCでないためPowerPointの起動に失敗しフォントが化けて見づらいといったトラブルもあり、1時間の持ち時間の予定だった所を35分で話す過密スケジュールに。質疑応答は2件で時間切れとなり、その後は展示場所でおしゃべり。熱心に聴講していただいた皆さんのおかげで無事に講演を終えることができました。御礼申し上げます。

ずっと説明と実演をしていたため、会場を回ったのは1回だけ。それでもマイクロ波関係など名古屋で手に入らないパーツや、メーカーの機器展示の充実ぶりなど、気になるブースがいくつもありました。

話題メモ

  • マイクロ波のループアンテナ、ドレンホースを切って作る方法がある。加工精度を上げるのは難しい。その点、サガ電子の技術はすごい。
  • 3.5MHzのモービルホイップを2階に上げて使ったら同調が合わない、地上に直接設置した場合と比べて飛びはどうか。(→飛びについては分かりませんでした。一時期同じようなことを考え、特別仕様の長いエレメントを入手して運用したことはあります。)
  • 逆L型アンテナで、センターローディングを使っているが、性能はいまひとつ。
  • メーカー製のマグネットアースシートが小さすぎて不安定。(→大きいものを自作するとよい)
  • 九州では50MHzのアンテナを北東に向けておけば今の時期でも北海道が聞こえる。(→2エリアでは両方向にアンテナを向ける必要があります、とお話ししたら驚いておられた)
  • ギボシって何ですか?(→実物により説明)
  • ポールの先端に付いているキャップは何か?(→水道管の塩ビ製キャップ。実際は穴を開けてナスカンを取り付け、ロープおよび電線が簡単に吊り下げられるようにしてある)
  • これからサテライトを始めようとすると、移動に適したリグの現行機種が少ない(→私が使っているIC-820は修理受付不可に。予備機としてFT-817を2台用意しています)
  • サテライト用アンテナのエレメントとブームの導通はどうなっているか。(→給電部以外のエレメントとブームは、エレメントの中央で接している。ただし、構造上の都合であり、電気的性能を考慮したわけではない。)
  • 1QSOに1IDの方が効率が良いか。(→そう思います)
  • ノイズ対策に同軸ケーブルにパッチンコアを入れると効果はあるか。(→何回か巻くとサーサーノイズは減る。人工的ノイズには効果があるとは限らない)
  • パスタ収納ケースがなかなか手に入らない。シャンプー容器が丈夫で良い。ペットボトルは変形するので良くない。
  • アルミ線ではなく、電気配線用のビニル被覆単線が大量に手に入るのでそれを使っている。(なるほど。)
  • (自在ブッシュを指さして)これは何ですか?
  • レンタカーで移動する時の荷物について。(→衣装ケースに入れてダンボールやプチプチで包んで送っている。長いものは釣竿ケースを使用)
  • コンクリートの土台は自分で作ったものか。(→取り付けの鉄棒が差し込まれた状態で市販されています。)
  • モービルアンテナの先端が丸めてあるのは何か理由があるのか。(→安全上の理由と、細すぎると放電する可能性があるから、と推測。)
  • IC-7000でパイルになって信号が飽和したら聞こえないのでは?(→ATTとRF GAINを絞る。音量をできるだけ絞るのがコツ)
  • こんな細い線であれだけ強力な電波が?(→ダイポールは0.75mm2のACコード、逆Lは0.3mm2のインターホンコード)
  • CW同好会の前の会長さんと、もう亡くなっちゃったけど、135kHzの送信機は水晶替えるだけ、アンテナができないんだよなぁ、と話していた(→その前会長さんと交信する予定でした…)
  • 4アマ講習会の講師は1アマが必要?(Yes)
  • ボディーアースの取り方で有効な方法は。(→講演でお話ししたように、ボディーの鉄骨か、バッテリーのアース側に直接接続するのが確実)
  • アンテナに止まったカラスが飛ぶ時の反動でアンテナが壊れた。カラス恐るべし。
  • 「アンテナの工夫」の他に「電源の工夫」もあります。レンタカー移動で連続50W出してチャピリが起こらない理由、など。こちらの詳細は扱い方によっては危険を伴うため、公開していません。

4101SATを長らく運用していなかった久留米市でVO-52を運用した後、リクエストがあった佐賀市へ。前日と同じように堤防上の見通しの良い場所から。18時半に28MHzから始めて、28MHzは3局できたものの急激にコンディションが落ち、14MHzでもScによる伝搬はフェードアウト。28MHzは時間的にギリギリセーフでした。ローバンドは多くの局から呼ばれたものの、ノイズレベルが高めでかなり苦戦。佐賀市はCW移動局が出てこなくて珍しいようです。昨年のハムフェア宴会で佐賀に行きます宣言をした記憶が Hi

|

« 2013年3月2日 西日本ハムフェア前日移動 | トップページ | 富山県移動予定 »

移動運用」カテゴリの記事

アイボールQSO」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2013年3月3日 西日本ハムフェア:

« 2013年3月2日 西日本ハムフェア前日移動 | トップページ | 富山県移動予定 »