2013年5月3日 北海道7日目
奥尻の朝。朝6時のVO-52は、強風が予想されており準備に通常以上の手間がかかるのでパス。7時台から開始。強烈な西風を防ぐため、西側に崖のある場所で運用し、低い西パスには出ない作戦。弁天岬の駐車場でトイレがある場所を発見。このため7時台のVO-52の終盤は一部が見えなくなりました。特に激しいパイルは無く、8エリアでの普通の呼ばれ方。南下するパスでは各局のAOS時刻が少しずつずれること、ドップラーのため周波数が1か所に固まらないことにより、パイルが薄まる感じです。
8時台は7MHzがカスカスになっており10MHzからスタート、14MHzまではある程度行けるものの、18MHz UPは入感無し。この場所では携帯電話の電波状況が悪く、回線が頻繁に切断されるため、球島山の方向で携帯電話が通じる場所に移ることにしました。
前日の夜には気付かなかった場所にFBな場所を発見。風をある程度避けられ、南西側が開けていてサテライトへの影響も少なそうです。10~28MHzを順番に行き来しながらハイバンドのオープンを待ちます。50MHzのリクエストがありダイポールで出てみたらMSのような一瞬の強力な浮きでリアル599。
コンディションは一向に上がらず、昼食で何か美味しいものでも、と誘惑に。ここでDXからAS-147の15mのリクエストがあるとのこと。バンドをわざわざ指定してくるのは何か理由があるだろうと考え、15mのIOTA周波数でCQを出してDXクラスタに上げてもらう作戦(宮古島局TNX)。しかしDXよりもJA6の方が呼ばれる局数が多いという寂しい結果。南の方はコンディションがそこそこで、JA6の何局かにはQSYした所は全て追いかけていただきました。しかしDX向けには本当に何も聞こえず、CQを出し続けているのに1時間20QSOペースの完全なハイバンド。昼食には行けず、買い込んでおいた非常食で済ませました。
午後からは隠岐移動局がパイルになっていた様子。ご本尊は聞こえても、それを呼ぶDXはこちらではカスカス。パイルの近くでCQを出したり、IOTA周波数に行ったりしてCQを出し続けたにもかかわらず、DXは5分に1局程度のペース。EUからパイルを受けるには程遠いコンディションで、極めて低調でした。午後から天気が回復し、風も弱まったのが唯一の救い。
夕方から7MHzの国内が安定してきて、そちらをメインに。時間帯が変わると入感地域が変わるために未交信局から次々と呼ばれました。夕食を宿で手配していたので、夕方のコンディション上昇の時間に離脱。日没直後が最もScが利いていて、Scで到達できる距離は1.9~28MHz全クリが出始めました。1.9と3.5は初日にやっているため大きなパイルは無し。
テレビの道内向けニュースでは道北の大雪の様子が放送されていました。2日の深夜はこちらでも雪が舞っていたようです。
AS-147は、この時期にDX向けにオープンする確率が極めて低いため、ビームアンテナを持って行ってもDXからパイルを浴びることは難しいと思われます。また、猛烈な強風の日があり、アンテナ設置が困難かもしれません。奥尻では全てギボシダイポール(ローバンドはロングワイヤー)を使いました。
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コメント
1000kmくらい離れると、DX向けのコンディションもかなり違うようですね。隠岐は4日の早朝に降雨があった程度で、あとは晴天続きでした。
投稿: JS3CTQ | 2013年5月17日 (金) 22:01
北海道はコンディションが当たった時と外れた時の落差が大きく困ったものです。
投稿: JO2ASQ | 2013年5月24日 (金) 23:34