« 2014年5月3日 北海道8日目 | トップページ | 2014年5月5日 北海道10日目 »

2014年5月20日 (火)

2014年5月4日 北海道9日目

釧路駅前に宿泊、釧路町は市街地から少し離れた工業団地から運用しました。風が強いものの好天。

朝8時台ではHFのコンディションが厳しく、ハイバンドをきっちり追いかけてくる6エリア勢も、28MHzまでは続きませんでした。予定より早く終わったので、川上郡標茶町に移動。ここもコンディションが悪く、24MHzと28MHzはそれぞれ1局のみでした。

十勝郡浦幌町まで100km近くを一気に移動して、ハイバンドのコンディション回復を期待します。釧路市音別町との境界付近は海に面しておらず、ロケが悪いため海岸に移動しました。漁港と駅があり、周囲はそこそこ開けていました。漁港の空き地で運用するも、ノイズレベルが高く、アンテナ設置後に一旦撤収し、ノイズの少ない場所を探します。しかし集落の中を移動してもノイズレベルは変わらず、ノイズブランカーで消えない種類のノイズ。14MHzだけは強いのに、上のバンドは厳しく、28MHzは近距離(といっても50km以上?)の8エリア移動局から呼ばれたのみ。

釧路市音別町と白糠町の境界に移動します。ここの釧路市側は広い駐車場とトイレがあります。目的は白糠町なので、河川敷と砂浜がつながったような場所に進入しました。

白糠町で少し運用、釧路市にワープしてVO-52を1パスだけ、そして白糠町に戻りました。

イオノグラムが赤くなっていることに気づき、これは上のバンドに早く行かなければ。まずは14kHz、Eスポが無くても強いけれど、それにも増して強力で、これまで聞こえなかった道内局も聞こえます。18MHzに上がったら更にすごいパイルになってきました。

ついに来ました、本格的Eスポ。

パイルで呼ぶ局同士はあまり聞こえていないはずなので、つぶし合いにならず、タイミングさえ合わせればパイルのコントロールは容易です。35WPMくらいの高速で1分間2.5局のペース。18MHzだけで70局以上できました。21MHzも同じような感じ、24MHzになると近距離が少し落ちてきます。それでも50局くらい、サテライトで一時中断し、28MHzで再開すると、まだパイルが続きます。28MHzで本物の599の時は50MHzも行けます。

空き周波数探しの手間を省くため50.339でCQ開始。なんと7エリアからも呼ばれます。8エリアで50MHzオープンは何度か経験があり、06県や07県がよく開ける印象があります。CWで出尽くした後はマイクを握ってSSBにチェンジ。思わず「CQサテライト」と言ってしまいました(苦笑)。SSBのパイルでも1発コピーしてテンポ良くQSOを進めていきます。初SSBも何局か。

この後に予定していた浦幌町サテライトを翌日に振り替えようと考えましたが、Eスポも弱くなっており、浦幌町の携帯電話圏外の場所なら間に合うかと思い、大急ぎで撤収して当初の予定通り移動しました。MEL のFO-29なので海岸でしか運用できません。運転技術の勝利でFO-29は昼間と同じ場所で間に合い、このパスで19局と交信。

Eスポの残り物がありハイバンドを急ピッチで運用。24MHzあたりでEスポが終息し、28MHzではその効果は無くなってしまいました。続いてローバンド。昼間と同様にノイズレベルが高く、難しい運用でした。

13時から22時頃まで連続運用で疲れてきました。しかし白糠町のローバンドのリクエストのため再び20kmの移動。眠くて仕方がないのでセルフスポット無しでこっそり運用。この場所はノイズが無く、前日までダメだった1.9MHzの遠距離伝搬も良好でした。

撤収して河川敷の土の上をショートカットで出ようとしたら、水が溜まった所に落ちてしまい車が動かなくなりました。JAFに連絡すると釧路から1時間ほどで来ていただけるとのこと。この場所は釣りの人が砂浜で動けなくなることが多く、救援車両も動けなくなることがあるとのこと。幸い、救援車両が入れる場所で助かりました。夜間の運用は本当に怖いです。

|

« 2014年5月3日 北海道8日目 | トップページ | 2014年5月5日 北海道10日目 »

移動運用」カテゴリの記事

コメント

 凄いコンディションでした。
3.5MHzのDPで18MHzから50MHzそして
なんと50MHzではサテライト以外では初の
SSBも出来ました。思わず声がうわずってしまいました。
そして今回、始めて追いかけ皆勤賞?が出来てラッキーでした。
10日間お疲れ様でした。道南を半周された距離は半端ではなかったはず。
毎度の事ながら無線に移動に鉄人の体力ですね。

投稿: JH1JBP | 2014年5月20日 (火) 23:56

おなかがつかえてしまったのでしょうか。
側溝に半分堕ちてつかえたたときは、近くの農家に頼み、トラクターで引き上げてもらいました。
ビスカスのパート四駆でフルタイム四駆だったら脱出できたと思います。冬道もパート四駆は切り替わりが遅れるし。
私はバッテリー上がりを警戒してます。誰も来ないようなところでの運用が多いので。バッテリーケーブルと
チェーンは常に積んでます。また道東、道北はスタンド休日休みのところが多く、隣町でなどと考えて通過して、
顔色が変わったことも。

投稿: JA8AWR | 2014年5月21日 (水) 15:51

>JH1JBPさん
追っかけありがとうございました。ハイバンドも健闘でした。

>JA8AWRさん
今思うと、餅みたいな地面で、上を歩いても靴は埋まらないのに、
車で通ると型取りしたかのように全部埋まりましたHi
脱出用の手動ウインチも持っていますが、周囲に引っ掛けるものが無く、お手上げでした。

無線用のバッテリーは別にしています。
猛暑の中、エアコンの使い過ぎで車のバッテリーが上がり、無線用バッテリーで起動させたことも。
ガソリンは釧路で満タン、浦河ですぐに給油しました。

投稿: JO2ASQ | 2014年5月22日 (木) 22:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2014年5月4日 北海道9日目:

« 2014年5月3日 北海道8日目 | トップページ | 2014年5月5日 北海道10日目 »