2015年4月28日 北海道4日目

JCG01023の町村のリクエストが多く、まずは4つの町で運用する計画を立てました。広大な郡なので、1日で何か所も回るのは決して容易ではありません。

最初は比布町のPAから。ここは以前にもSATで運用したことがあり、そこそこのロケであることは分かっていました。朝の7MHz、10MHzはいつも通りだったものの、14MHzはカスカス、18MHzで6エリアの一部が聞こえるのみであとは無感。CONDXはかなり悪いようでした。

愛別町も以前に運用したことがある堤防上。近くにトイレがあるという利点もあります。6エリアの一部が21MHzまでカスカスで何とか聞こえたものの、ハイバンドがそこまでが限界。7MHｚは完全に枯れており、リクエストされても保証はできない状態。FO-29に出てから次の当麻町に移動しました。

この日も午前中までは猛暑。午後からは雲が出て気温が下がってきました。それでも平年より高めの様子。

当麻町に南下してすぐの所は山の中で、SATの運用が難しいため、開けた場所を探すのに少し手間取りました。近くで何かがあったようで白黒カーが集結しており、そこから離れる方が無難と判断。気温とCONDXは相関しないようで、ここも21MHz止まり。15時近くになって7MHzが少しずつ良くなってきました。

上川町も堤防上から。15時を過ぎると7MHzが開けており、ようやくQSOのペースが上がってきました。ただ、ハイバンドは朝とあまり変わらず21MHz止まり。

次の紋別郡滝上町に移動するまでは山間部の険しい道を通過する必要があり、運用場所の確保が難しそう。もし町の中心部で運用しようとすると60km近い移動が必要なため、移動時間を90分確保しました。このような山間部のカーブ連続の道は、平均時速60km/hでは移動できません。どうしても40km/h以下で走行せざるを得ない場所があります。

ある程度の平地があり、スマホがつながる場所まで50kmの移動。人よりも牛の方が多いような場所です。日没前に何とか場所を見つけてローバンドのアンテナを展開。10MHzは早速のパイルになりました。某アワード対象地、休日前夜となるとパイルが格別です。ハイバンドは3エリアだけが局地的に開けている不思議なCONDX。1.9MHzはノイズとQSBで保険QSOが続出。こちらの天気は良く受信状況は良かったけれど、CONDXが悪く、本州側の天気が悪いことも影響するようでした。

AO-73はこれがAO-73かと思うほどの大パイル、しかし平日の北上パスのため途中でOFFになり取りこぼし発生。10→28、1.9とQSYしたので、残るは3.5と7。3.5は意外にパイルが薄く、ちょうど30分60QSOで終了。7MHｚがすごいパイルで、DXも混じってお祭り状態になってきました。80分のパイルで150QSOで終了。

夜遅い時間になると辺りは明かり一つ無く、鹿が何匹も出没する山道を走行して遠軽町の休憩スポットに0時前に到着。翌朝は5時台のFO-29から始めることにしました。