2016年4月30日 8エリア大移動3日目

午前中は雪の予報。帯広方面は雪は積もっていないとのことで、ノーマルタイヤとチェーンで降雪地帯を乗り切ることが今日のミッションです。天気のことばかりが心配で、無線に集中できません Hi。

夕張市の道の駅に到着。朝から数10分周期で断続的に大粒のアラレが降り、また晴れてきてアラレはすぐに溶ける…の繰り返しでした。アラレが降った直後は路面が一瞬だけ白くなりドキッとしました。しかし、時々照り付ける日差しも強力で、水はけの良い路面はすぐに乾燥します。そんなことを気にしながらの運用でした。

午前中の電波のコンディションはまさに最悪の状態。7MHzも10MHzも信号が弱く安定しませんでした。JCC的にはそれなりに珍市のはずなので、呼ばれなくても粘り強くCQ。14MHz UPは無線機が壊れたかと思うほど何も聞こえません。おまけに道の駅が棚卸しで休みという予想外の展開。FO-29に出た後、占冠村に移動。実は昨年も（深夜に）運用したことがあるお馴染みの場所です。

午後からは天気が回復してきて、日が当たる場所は乾燥路面になっています。無線の方は相変わらずコンディションが悪く、強風でアンテナの接触不良が発生、低温でバッテリーの持ちがイマイチ…と投げやりの状態で、いよいよ積雪地帯の通過です。

トマム付近から東に進み、十勝平野を眺めると…平野部には雪はありませんでした。雪のある山側と、雪の無い平野側の境界がくっきり。運転中なので写真は撮れませんでしたけれど、この景色は感激しました。そして十勝清水ICで降りると雪は無く、ここからは天候を心配することは無く自由に移動できるようになりました。といっても、相変わらずの強風で、夜には冷え込みがきつくなってきます。

予告していた鹿追町は手頃な駐車場を発見。XWシリーズ3連発の東パスからスタート。その後、10MHzから速攻でQSY UP。10MHzはそこそこ、14MHzはカスカス…しかし、28MHzで6エリアが聞こえており、廃バンドの底の状態からは脱したようです。

音更町に移動し、河川敷を確保。音更町は人口が多い割には無線のアクティビティが低く、特にローバンドのリクエストを複数の局から頂いていました。サテライトももちろん出ますが、ここの本命は超レアと思われる1.9MHzです。

強風で車や釣竿アンテナが大きく揺れる状態で、気温2℃の中、寒さをこらえながら窓全開でサテライトを運用。18時過ぎの10MHzは、そこそこ開けていました。14MHzは…昼間全く聞こえなかったのに、この時間になって開け始めました。国分寺が黄色くなっています。順番にQSY UPすると、何と28MHzまで開けていました。爆速パイルで14～28MHzを2巡。弱いながらもEsの威力発揮です。例年、4月末は1回はEsが発生する、と何の根拠もない経験則は、今年は4月の最終日に発動しました Hi。

何はともあれハイバンドがオープンして、寒い中を苦労して移動した甲斐がありました。ローバンドもしっかり運用し、22時に終了しました。帯広や千歳のような規模の都市ならば夜遅くても食べ物に困らないため、Esで帰りが遅くなっても大丈夫です。