2017年8月15日 九州6日目

FO-29の1便を熊本市北区のサービスエリアで運用した後、リクエストの多かった山鹿市に移動。事前に堤防上の空き地を航空写真で探して行ってみると、イメージ通りの場所でした。

時々大粒の雨が降り、車内が水浸しにならないよう窓を閉め切って暑い中、電離層の状態も前日までと違って影が薄そう。7MHzの近距離は絶好調、10MHzも良い感じ、14MHzはカスカスで、多くの局から呼ばれるのは21MHz止まり。ただし、MSバーストのような聞こえ方で24MHzと28MHzで数秒の浮きを捕らえて交信できた局もいました。

早めの昼食の後、玉名市へ移動。ところが、いわゆる廃バンドになってしまい、10MHzでごく限られたエリアしか聞こえない状態。ここは13時台のUkube-1に出るつもりで予定を組んだので時間が余ってしまい、玉名郡和水町に移動してリトライするも、14MHzで信号が少し浮いただけで状況は変わらず。再び玉名市に戻ってUkube-1を運用した後、福岡方面に移動しました。

太宰府市は移動運用が難しい市の一つです。市街地には広い空き地がありません。山に近い部分では場所はありますが、サテライトの運用が困難です。市街地は観光客で大渋滞。地図で見つけた運動公園は北側が山に囲まれていてNG。北部に向かってみると、サテライトの低いパスは無理でも、それなりに運用できそうな場所が見つかりました。

コンディションは14MHz UPは完全に音沙汰無し。10MHzも次第に弱くなり、7MHzで45分もパイルが続く状況。他に使える周波数帯が無い寂しいコンディション。17時台、まだこちらは日が沈む前に3.5MHzを投入。コンディションが悪いためこのバンド選択はヒットして2エリアまで飛びました。

19時台のXW-2Aの好パスがあり、糟屋郡須恵町1.9MHzのリクエストもあって行ってみました。スマートICから入ると駐車スペースは利用できないので、近くの駐車場を拝借。19時台の1.9MHzはノイズが無く良く聞こえており、最長は08県。この時期（ローバンドの伝搬は厳しい）、このロケ（市街地）、このアンテナ（パーキングエリアでも運用できてしまう）では上出来の部類でしょう。その後、3.5MHzはパイルに。

20時台のFO-29は九州道を使って宗像市へ。ここは市街地に出れば運用場所はたくさんありますが、九州道に近い山間部では場所がありません。街灯も少なく暗い中、何とか空き地を見つけて滑り込み。1.9MHzは空電ノイズと近距離スキップでNG、3.5MHzも最後はノイズがS9まで振っている状況ながら、45局とQSOできました。