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2017年9月26日 (火)

AO-7の使い方復習

1974年に打ち上げられた衛星AO-7は、現在のJAではmode Aと呼ばれるアップリンク145MHz/ダウンリンク29MHzのモードしか使用が許可されません。

全日照(衛星に連続して太陽光が当たっている状態)の時に、24時間ごとにmode Aとmode B(JAでは使用不可)が切り替わります。全日照の状態は数年に1回、数週間~数か月続きます。

AO-7は2017年10月15日から11月21日までに全日照になると予想されています。 tnx JH8KJW

全日照の解説はこちら

AO-7では通算604QSOしており、前回のQSOは2016年10月16日、富谷市の新市祭りでした。

周波数表を掲載します。

Ao7_freq
運用のヒント

  • 送信固定で実用上の問題はありません。
  • 145MHzの送信は、FO-29と同じ設備でできます。
  • 29MHzの受信はダイポールアンテナか、エレメント数が少な目のビームアンテナが適しています。打ち上げ角を高くするため、給電点を低くするのがコツです。ローバンド用のロングワイヤーは、QSBで落ち込むことはありますが意外に使えます。
  • 受信用のプリアンプ、場合によってはノイズリダクション等が、ほぼ必須です。
  • ホイップアンテナでは、耳を相当鍛える必要があります。
  • 送信のビーム合わせにコツが必要です。145/435MHzの衛星は、通常は送受信とも同じビーム方向のアンテナなので、ダウンリンクが強くなるようにアンテナを回せばアップリンクも自動的に強くなります。しかし、AO-7の場合は送信と受信のアンテナが別系統のため、送信のビーム合わせをするには、受信して自局のループを聞くことが必須です。
  • トランスポンダの帯域は公称100kHz、通常は真ん中±15kHz程度しか使われていません。
  • 145.900upはSSBの常連固定局がいることが多く、CQを出す場合はここを避けるのが無難です。
  • SSBはアップリンク、ダウンリンクともにUSBです。
  • 私はアップリンク145.890MHzを常用しています。理由は混信が少ないことと、AOS直後にダウンリンクが中心周波数(29.450)の近くになり見つけてもらいやすいためです。

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