2018年3月24日 大阪市1日目

最近は年に2～3回ペースで実施している大阪市移動。サテライトSSB移動局は実質的に私しかいませんし、10/14MHzも、場所によっては超レアです。運用場所の確保が難しい区では、高度な運用技術が必要です。

今回の狙いの一つは、サテライトの某名誉横綱を含む3局からリクエストがあった吹田市のサテライト。私も何回か運用していますし、運用がそれほど難しい場所でもありません。にもかかわらず、巡り合わせが宜しくなかったようです。

現時点で使えるサテライトを確実に運用するには、午前5時台からのXWシリーズ/FO-29/AO-73のフルコースか、16～17時台のXWシリーズが確実です。移動ルートから考えても、吹田市は午前5時台の運用がベストでしょう。

午前5時台に吹田SAに着く予定が、諸事情で少し早くなりました。ところが、吹田SAがまさかの満車。駐車枠はいくつか空いていても、真横に背の高い大型車が止まっていたり、お休み中の車がいたりして、サテライトを運用できる状況ではありません。

とりあえず豊中ICで降りてみると、午前5時では真っ暗で周囲の建物等の様子が分からず、場所の決め手が無いままサテライトの時間が来てしまい、仕方なくコインパーキングで運用開始。ロケが悪く、ノイズレベルも高くてSSBはかなり苦戦しました。SSBは取りこぼしがあるような気がします。サテライトに限らずHFでもノイズレベルが高く、1.9MHzは全く聞こえませんでした。

続いて、大阪市内で魚影が濃いとみた東淀川区。ここは河川敷に公園がありますが、花見やスポーツ関係の行事で混雑しているとみて、その手の場所は最初から敬遠しました。事前に航空写真等で調査しておいた広い駐車場へ。ノイズも無くCAS-4B、XW-2A、AO-73の3連発は順調に確保できました。

続いて、ローバンドで需要が高いと思われる城東区へ。ここも事前に航空写真等で調査しておきました。1.9MHzはどうも完全にハズレの日のようです。3.5MHzは午前9時台でも大漁。CAS-4Bもバッチリでした。

この後は夕方までサテライトが無く、運用が難しい区をいくつか回ることにしました。天王寺区はいつも使っている駐車場（幅の広い車は駐車不可）。7MHzで1エリアより遠方は良く聞こえている程度で、近距離はスキップ。10MHz upに至っては8エリアの14MHzも聞こえない状態。天気は春の陽気でも、電離層は完全に冬眠中のCONDXでした。

浪速区はロケを度外視してショッピングセンター併設の駐車場で運用。7MHzや3.5MHzを投入しても0.5QSO/分を下回るレートで、暇を持て余してしまいました。余談ですが、大阪の日本橋は一度も行ったことが無いので、いつかはご案内して頂きたいなぁ…。名古屋に初めて来る人が「ボントン」を見つけられないのと同様、常連さんにしか分からないお奨め処があると期待していますHi

阿倍野区は公園に隣接するコインパーキングで、ハイバンドは期待できないため7MHzで呼ばれなくなったらすぐにハイバンド早回り。ここで東住吉区のリクエストがあり、いつもの屋上駐車場へ移動。地上高があり27県は全バンドとも強力でした。

西成区は前回の移動で見つけた公園の駐車場で、都心にしてはそこそこのロケでした。「さくら公園」という名前なので花見で満員かも、と思いましたが、桜はありませんでした。夕方になり10MHzで1エリアがカスカスに聞こえるくらいで、特にコンディションに恵まれたわけではありません。サテライトSSBは1パス13局できたパスもあり、需要は満たされたでしょう。

最後に住吉区でもう一押し、と思ったら、開かずの踏切渋滞に引っ掛かってしまい、西成区から住吉区への移動に1時間近くかかってしまいました。AO-73を運用した所で体力と気力の限界。吹田で午前5時前から活動していては、さすがに疲れました。

宿題（次回の運用までに調べておきたいこと）

• 吹田SAが満車だったらどうするか
• 浪速区の運用場所
• 住吉区で踏切渋滞に引っ掛からないルート