2018年11月23日 佐賀県西部弾丸ツアー
佐賀県はCW移動局が少ない、サテライト移動局がいない、D-STARのレピータが無い…など、追っかけマニアにとってはレアQTHがたくさんある地域です。
佐賀県で運用する貴重な機会なので、1日かけて佐賀県西部弾丸ツアーに出かけました。
唐津市はサテライトが超レアです。昼間に衛星が来ないので、確実に交信するには5時台か16時台のFO-29を狙うことになります。市街地にあるホテルを4時半に出て港で店開き。これだけで、かなり怪しい旅行客です。予告した5時台のFO-29の前に、MEL6°のXW-2Dに保険で出ようとしたら、AOS方向に山があってループに手間取りました。
FO-29とXW-2Bに出て、隣の玄海町へ。ここは低いパスが続き、確実に交信できる保証が無いため予告は出しませんでした。HFにも出てみたものの、7MHzは1エリアより近くがスキップしていて、すぐに空振りになりました。
その次は伊万里市に移動しました。伊万里市の某局がサテライト魚とのことです。交通アクセスが良さそうな道の駅で運用。サテライトもXW-2Aに間に合いました。コンディションの方は10MHzで1エリアが安定して聞こえて、7MHzも各エリアからコールがあり、CQ空振りで困ることはなさそうな感じです。
昼間に衛星が来ない時間帯は、まずはリクエストがあった武雄市の大楠公園で運用。1エリアは7MHzも10MHzも聞こえており、この時期としてはまずまず。しかしハイバンドはサッパリでした。
午後は嬉野市の高台にある、みゆき公園に移動。ここでは3.5MHz、7MHz、10MHzともそこそこ聞こえており、1時間強で98QSOの出来高でした。
サテライトのもう一つのレアQTH、西松浦郡有田町。そういえば以前、某局のブログで「“有田焼で有名な有田市”は誤り」というネタがありました。有田町は佐賀県、有田市は和歌山県ですね。
16時台のサテライトは低めのパスが続き、それらが確実に見える場所を探しました。山間部のため場所が見当たらず、高台にある円山公園の駐車場でとりあえず店開き。北東は開けているものの、東側に高い木があり、これが低いパスでは邪魔になりました。
最初のFO-29は北東側から南下するパス、これは最初は聞こえていたものの、中盤は木の陰に隠れてカスカス。ただでさえ信号が弱いMEL10°台のFO-29がさらに弱くなり、ビームアンテナを使っているのに、モビホでループを取る時のカスカス信号のような感じで、結局SSBは撃沈してしまいました。
続いて、低めのCAS-4A、これは東側にLOSするパスで、途中から木の陰に隠れてまたしてもSSB失敗。XW-2CはMEL30°近くあり、これはSSBまで順番が回りました。2Cと重なっていた2D、ここで、ループに自信がなくCWから出始めたところ、厚いパイルになってしまってそのままLOS。SSBが3パスも失敗していまいました。最後はCAS-4B、ここはCWでループを確認したあと即SSB、この作戦が成功してSSBで11局できました。さらにXW-2F、2Bと来ます。途中、出られないパスがあったとしても、QTHを変えて有効に使いたいので、次のFO-29で嬉野市に戻る予告を出して途中退席しました。
これまで皆さんのサテライトWACA、WAGAのお世話をしていて、最後に残りやすいQTHはほぼ分かっています(例:35県で高速道路が通っていない所)。今回関係するサテライトの魚リストを見ていて、藤津郡が気になりました。ここは佐賀県の南端で、サテライトの6エリアの郡(離島除く)では多くの方が未交信で残ってしまう所です。そこで、20時台のCASシリーズで藤津郡に行くことにして、その間の鹿島市でもサテライトに出ることにしました。
鹿島市は高台にある陸上競技場の駐車場で、ロケが良く可視時間が長いため、CAS-4Bは32QSOした後も空振りCQが続きました。
藤津郡太良町は、町に入ってすぐに道の駅があり、東側が開けているので運用には適しています。しかし、西側にある線路のためか、ノイズレベルは高めでした。3.5MHzでクラスタに上がってしまって大パイル。この後、フェリー乗り場がある佐世保市まで移動するため、20時台のCAS-4Bが来たところでHFは閉店にしました。3.5MHzがスキップ気味で、おそらく1.9MHzを運用したとしても、あまりCONDXは良くなかったように思います。
| 0
「移動運用」カテゴリの記事
- 2025年3月16日 西春日井郡豊山町ほか(2025.03.16)
- 徳之島移動予定(2025.03.11)
- 2025年3月9日 西日本ハムフェア(2025.03.09)
- 2025年3月8日 西日本ハムフェア前日(2025.03.08)
- 2025年2月24日 沖縄4日目(2025.02.24)
コメント