2019年5月2日 北海道7日目
雨が降ったり止んだり、風が強く寒い朝になりました。厚沢部町で朝練です。この町は南側に開けた場所が少ないため、以前にも運用したことがある道の駅の第2駐車場で店開き。最低限の運用は可能な場所です。
朝から7MHzと10MHzは好調で次々に呼ばれます。正規伝搬のような感じで、14MHzに上がると呼ばれる局数が急激に減ります。スキャッターの反射源も近くに無いようで、18MHz以上はCQ空振りの連発になりました。
日本海側から太平洋側に移動し、八雲町と森町の境界付近を目指しました。ところが、森町に入った付近は南西側が高い山になっており、HFはそれなりに運用できたとしても、サテライトの運用が困難です。午前中は森町のHFだけを運用すればよいので、そこそこ開けた場所として、近くの漁港で運用を開始しました。
イオノグラムを見ると電離層の影は薄いにもかかわらず、7MHzから14MHzは熱いパイルになり、2時間で200局近い出来高、ただし24MHz UPは聞こえませんでした。コンディション的には並以下だったと思われますが、森町はCWの需要があるようです。
八雲町は漁港で運用しました。風と雨が強くなり、冷え込みもあって屋外での作業は体にこたえます。ここではハイバンドが全く聞こえず、持ち時間を2時間確保していたのに1時間弱でハイバンド巡回があっさり終了、7MHzの2巡目で長時間のパイルが続き、その後にF-29に出ました。強風でサテライト用アンテナの向きが定まらず、時々ループを見失ってしまいました。
森町の午前中の運用場所は南西側のロケが悪く、サテライトの運用は不安があります。そこで、平地にある森町の市街地に行ってみることにしました。しかし、道の駅は超満員、市街地の公園は桜まつりで使用できず、漁港で運用することにしました。ここならサテライト、ローバンドともにロケは申し分ありません。
問題は風が強いことだけです。港に接岸している船が強風で揺られて岸壁に接触し、急ブレーキをかけた時のようなキューという音や、船体に衝撃が加わった時のボコーンという音が響いていました。また、人の気配が少ない場所のようで、大きなカモメが近くまで歩いてきました。
夕方の10MHzは近距離が完全にスキップし、3エリアから西しか聞こえませんでした。FO-29の後、7MHzを軽く流すつもりが、午前中にも運用したはずなのに100局超えの大パイル。どうやら森町はCWの需要が多いようです。3.5MHzは予想通りのパイルで、レインノイズが激しくなり、そこそこ強い信号でもコールサインが一発で取れませんでした。1.9MHzはノイズが少なく、QSBを伴いながらも快調なペースで交信が進みました。
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コメント
> 近距離が完全にスキップし、3エリアから西しか
8エリアからですと2エリアは近距離なのですね。
2エリアからですと8エリアは遠距離なんですわ、hi。
…色々と考えさせられることがあり、実に楽しい時間TNXです。
投稿: und | 2019年5月 3日 (金) 08:40
8エリアでは、6エリアより近いDX局から呼ばれることもあります hi
投稿: JO2ASQ | 2019年5月 4日 (土) 20:04
厚沢部町のSAT、こちらが高萩市で朝練に入る前にゲットできて
良かったです。森町もアメダスアワードの対象地点で、過去に
交信済みの局も、改めてコールされているように思います。
投稿: JH8CLC/1 | 2019年5月 5日 (日) 16:10
森町の道の駅は、駐車場も広くないですし、
南西側に山があって電波が飛ばない感じなので、
移動局にはあまり人気がないのかもしれません。
投稿: JO2ASQ | 2019年5月 7日 (火) 19:48