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2020年1月12日 (日)

2020年1月12日 広島2日目

この日の目的は、山に囲まれていて平地が少なく、運用が難しい安芸郡と安芸区での運用です。アンテナは7m釣竿ロングワイヤーとコンクリート製旗立台、AH-4の底面に張り付けた容量結合アルミ板アース(さらに1.9MHzは補助コイルを追加)の組み合わせです。

坂町は海に面した公園で運用しました。北側は海で開けていますが、南側には高層マンション群、東側にも山があってサテライトは意外に時間が短くて苦戦しました。4パスできて需要は満たしたはずです。これがXW-2Fと2Bだけのパスだったら、SSBまで順番が回らず危ないところでした。

1.9MHzは24局で、早朝運用としては上出来。しかし3.5MHzはコンディションが不安定な感じでした。

熊野町は山に囲まれており、サテライトの運用は特に困難です。この駐車場に到着した時には誰もいませんでしたが、イベントがあるようで8時近くになると急激に駐車場が埋まり、誰も駐車しないと思われる狭いスペースに無理やり入り込んで運用しました。サテライトは東側のLOSが早くて、ここも苦戦しました。3パス運用したので最低限はできたかたと思われます。7MHzは近距離スキップで1エリアより東だけが聞こえていました。

安芸区も山に囲まれています。しかも人口密度が高く、駐車スペースを探すことすら困難です。あらかじめ航空写真で見つけておいた場所に行ってみましたが、北東側に高層マンションがあり、CASシリーズはLOSが早くなりました。さらに都市ノイズで145MHzのダウンリンク受信も厳しく、SSBでいったんループを見失うと再開までに手間取りました。ここは民家が近いため、今まで使ってた短い釣竿アンテナを使用しました。

平地が全くと言ってよいほど見当たらない海田町は総合公園の一点賭け。真東に高い山が大きな壁となっていました。それ以外の方向の高仰角パスであれば何とか行けそうです。でもサテライトで頼りになるのは1パスの時間が長いFO-29です。もちろん、FO-29が使えることを前提にこの予定を組みました。西側はマイナス仰角まで見えますが、サテライトでもV/UHFのいずれも、この方角が見えても使い道が無さそうです。

昼間は7MHzと10MHzはそこそこ開けても、3.5MHzが厳しい状況でした。1エリアの大票田まで距離があるためなのか、電離層も暖冬で通常の冬の状態と違うのかは分かりませんが、今までは昼間のローバンドが力技で何とかできたのに、この日はどうしても不調でした。

府中町は日本で最も人口が多い町として有名です。運用場所の確保が難しいため、以前から注目していた空城山公園に行ってみました。駐車場はあまり広くなく、すぐに満車になるようです。行ってみると何とか1台分の空きがあり、この場所では建物の影響でサテライトが難しいので、待つこと数分。南側のベストポジションを確保できました。府中町は、私も固定局と数多くQSOしていますが、移動サービスとなると運用形態が違って、需要があるかと思われます。時間に余裕があり、7MHzで69局、3.5MHzで77局、1.9MHzで15局できました。

固定局が多いことも関係するのか、無線をやっていたという方が別々の時間帯に2名来訪。何をしてるんですか、ではなく、「昔はグラウンドプレーンで九州まで飛んだ、いま2mなんか誰もおらんけんのお」「電信は文字は分かるけど、意思疎通するところまではできなかった」「自分で作るから面白いんだね」「車に無線を積んでフェリーで北海道に行っている人っているよね(それは私です hi)」…。

到着時にはほぼ満車だった駐車場が、夕方には雨男パワーで雨がパラパラと降ってきて、スポーツ施設の利用者は一斉に撤収。安心して運用できました。

撤収間際、国分寺が赤いことに気付き、1エリアの10MHzと14MHz、沖縄は28MHzまでできました。AH-4で楽々QSYでした。

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