2020年7月11日 QRP RTTY弾丸ツアー in 愛知県三河地区
RTTY弾丸ツアーに今回も参加しました。私は準地元局なので、最奥部を担当することになりました。
同じ県内でも、最も遠い豊根村までは2.5時間近くかかります。
予報では1日中雨で、大雨警報も出ていました。ただし、霧は出ておらず視界は問題ありませんでした。最初の予定地の設楽町は、最短ルートが土砂崩れで通行止め、迂回ルートも倒木で車1台通れるスペースが空けてあり、運用開始時刻には間に合いました。
運用場所は南側が予想以上に高い山でした。到着直後から激しい雨になり、場所を変えることも困難で、浸水防止を最優先にしてこの場所で運用することにしました。
今回、出力10Wということで2TXを導入しました。IC-705はコンパクト機の位置づけで、インターフェア対策は最小限になっていると思われます。当然、ケーブル類はフェライトコアを十分に設置して対策しました。
まず分かったことは、3.5MHzとそれ以上のバンドの同時運用は困難で、3.5MHzで送信すると別のバンドのスコープにイメージ混信が出現します。1.8/3.5MHz、または1.8/7MHzの組み合わせであれば、何とかいけそうな感じでした。
早朝は7MHzのオープンがいつも以上に遅い完全廃バンドでQSO数が伸びず、他のメンバーの多くは遅い時間からの開始で、1拠点目の設楽町でQSO数を稼げないと、拠点ごとの最低QSO数記録はここだろうと確信しました。時々、滝のような雨でノイズレベルも高く、受信には苦労しました。
豊根村も谷底ロケでした。雨は降り続いており、地盤の弱い場所を通行すること自体が困難な状況であり、安全確保を第一に考えました。設楽町と同様に、グラウンドウェーブで県内局と交信することが困難で、電離層反射のみの通信です。ここでは10MHzや14MHzで近距離が開けてQSO数は増えました。8エリア方面はロケの関係で弱かったと思われます。
東栄町も相変わらずの谷底です。しかし、コンビニやホームセンターがあるなど、最奥部とは状況が変わってきます。ここも7~14MHzは近距離がそこそこ開けましたが、弱いEスポで28MHzと50MHzは聞こえませんでした。この頃から雨は小康状態になってきました。
新城市の北部も谷底だったので、時間ギリギリまで南下することを考えました。JR飯田線が不通になっており、駅の駐車場が空いていて、撮り鉄の方々が保全車両を撮影している程度の人通りでした。この場所は、西側がある程度開けており、21県のグラウンドウェーブも聞こえました。144MHzと430MHzは用意していませんでしたが、この場所ではQSO可能だったかもしれません。ハイバンド・ローバンドともに聞こえる夕方の絶妙の時間帯で、出来て当然のバンドを確実に抑えつつもハイバンドと1.8MHzを仕掛けるようにしました。
10W出力の弱い電波、さらにはレインノイズでこちらの受信が厳しい中、QSOいただきありがとうございました。
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