2021年1月31日 名古屋市東区ほか

昼間に衛星が来る3週間のうちの2週目。短時間のうちに次々に衛星が来るので、運用場所間の移動距離があまり長くない、名古屋市の区を回ることにしました。

朝練は東区の1.9MHz狙いです。名古屋市で屈指の移動運用困難区であります。CWの固定局は3局ほどがアクティブですが、1.9MHzの移動運用は実質的に私しかできないと思います。1.9MHzは早朝の運用にもかかわらず、なんと25局とQSOできました。

天白区は天白公園の駐車場を利用しました。西側に山があり、CAS4A/4Bは高めのパスを狙いました。また、午前7時台でも1.9MHzで15局できました。D-STARは名古屋大学1200にアクセス。1200MHzのモビホは秋月で売っている長さ136mmの物を使っています。1200MHzで面白いのは、アンテナを数mm動かすと信号強度が変わることです。アンテナを信号が強くなる位置に合わせてQSOしました。

瑞穂区はパロマ瑞穂スタジアムの駐車場です。サッカーや野球の試合が無ければ空いています。ただし周囲は競技場のスタンド等に囲まれており、サテライトはパスを選ぶ必要があります。この場所は北パスに適しており、CAS-4A/4Bはそこを狙いました。9時台でも1.9MHzで電離層反射のパスがあり、さらにハイバンドは28県某局が1.9～28MHz全クリの快挙を達成するという、不思議なコンディションでした。

緑区は大高緑地公園の高台の駐車場です。この場所は大昔（無名時代？）、電車で移動運用に来たことがありますが、昼間しか開いていないなどの事情で、車から移動運用をするのは初めてです。ところが、ほぼ満車に近く、かろうじて隅の一角を確保。サテライトは私の運用機会が少なく、需要も多かったようですが高仰角のCAS-4A/4Bで無事に確保できました。

南区も、移動運用困難区の一つに数えられます。いつも利用しているゴルフ練習場の端の行き止まりです。到着後、低いRS-44が来ていることに気付いて途中から参加。時間的にハイバンドは厳しいので1.9～10MHzまで早回りした後、CAS-4A/4Bを運用しまいた。

港区は名古屋市で最も運用が容易な区です。船見緑地駐車場を利用しました。ここは夜間も開いていてトイレもコンビニもある素晴らしい場所です。ただし、東側に高架があるためV/UHFで1エリアを狙うのは無理です。ローバンドの運用があまり無いQTHなので、3.5MHzあたりで大パイルになることも考え、15時台のAO-73から参加。3.5MHzは63局と予想通りの出来で、1.9MHzでも23局出来ましたが、伝搬はあまり強くなく、強い局が一通りできてしまうと空振りCQが続きました。