2021年6月26日 喜界町2日目
雨の中、小野津海水浴場の隣にある「東経130°線が描かれている駐車場」に到着しました。この線より東側でID-52の位置情報を見ると、確かにPL58です。
雨が激しく、HF帯のダイポールアンテナの設置には手間取りました。湿度が100%に近く、風向きが刻々と変わるので不用意に窓を開けておくこともできず、蒸し暑い中での運用です。車のエアコンはバンドによってはノイズが発生するので、その場合はUSB電源の扇風機だけが頼りです。
7MHzから開始して順番に上がります。7MHzはあまりパイルにならず、30分程度で終わりました。10MHzも、西日本では普通のパイルで70局くらいでした。そこから14MHzに上がるとコンディションが上昇し、長時間のパイルになりました。サテライトを挟んで28MHzが終わった頃には11時を過ぎていました。それでもなお、国分寺や山川の臨界周波数が10MHzを超えており、50MHzの2エレを30°方向の固定ビームに設置してCQを出すと1エリアを中心にパイルになり、CWで47局をログインしました。
臨界周波数は15MHzほどが上限で、近場は31県が限界でした。臨界周波数25MHzくらいで発生するような144MHzのオープンはありませんでした。
昼過ぎのRS-44に出て、ようやく昼休みになり、10kmほど離れた町の中心部に向かいました。レンタカーの車内灯の電球が切れており、夜の運用に影響するので現地調達を試みました。鹿児島でよく見かける、この店なら扱っているだろうと行ってみると、売っていました。そのため次のRS-44には間に合いませんでした。
午後からはいわゆる廃バンド状態で、14MHzから上は8エリアしか聞こえませんでした。雨は上がったものの、空電ノイズが激しく、バリバリっと+20dBくらいの信号でオーバーフローして、聞こえるCWが途切れ途切れの状態。QSOすること自体が厳しくなってきました。
夕方、場所を変えてローバンドのアンテナを展開しようとすると、前日に使用したアルミ板アースが見当たらないことに気づきました。スーツケースに収納して運搬する以外に考えられないので、別の場所にしまい込んだ可能性はゼロです。もしかして、置き忘れ?
アルミ板無しで車の底面の鉄骨にアースを接続すると、アンテナチューナーでSWRは下がる状態になりました。しかし、雷が激しくなり、遠くの海上に何回も落雷していました。雨雲レーダーを見ると直撃は避けられたようですが、万が一のことも考えて雷が最接近する前に撤収しました。1.9MHzは7QSOに終わりましたが、夏至に近い日没前後の短時間運用では、これでも上出来だったかもしれません。
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