サテライト周波数重複の図
複数の衛星が同時に来て周波数が重なる現象について、私自身がよく理解していなかったので、図を作成しました。
(クリックで拡大します)
- XW-2A、XW-2Bのダウンリンクは、他の衛星と重ならないので(ただし、地上波の実験・研究用周波数と重なる)省略しました。
- FM衛星や、ダウンリンクのみの衛星が無数にあり、それらの周波数が重なる可能性があります。
周波数が重なる現象の例
- CAS-4AとXW-2D、CAS-4BとTO-108の周波数が同じ。交信できても、自局と相手局で使用した衛星(アップリンク周波数)の認識は異なる可能性がある。CAS-4AとCAS-4Bは時間帯が不定期で、他の衛星と重なる。
- FO-99、FO-29、RS-44のアップリンクと、他の衛星のダウンリンクが重なる。SSBはアップリンクがLSBなので識別できるが、CWは他局のアップリンクをダウンリンクと誤認識する可能性がある。
- FO-29とFO-99のダウンリンクが重なる。(FO-29の時間帯が早くなり、数年後には解消される)
- CAS-4AとJO-97のダウンリンクが重なる。
- EO-88とXW-2Aのアップリンク周波数が同じで、自局が受信していない方の衛星にもアップリンクされ、そのダウンリンクを受信した局とは交信できない。EO-88とXW-2Aは時間帯が近く、重なることが多い。
なお、JO-97とXW-2D、AO-73とEO-88、EO-88とXW-2Fは時間帯が違うので重なりません。
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