2021年10月16日 飯田市ほか

下伊那郡のリクエストが多く、冬季の移動運用は困難なので、2週連続で行ってみました。といっても13町村を全部回るには時間が足りず、飯田市とその南部のみに限定しました。

飯田市は午前8時スタートに設定して、その前に恵那市のSAで朝練をしました。愛知県と違って24時間営業を確認できたため、行きも帰りも食事の時間を気にすることなく安心して行けます。

最近よく使っているM型コネクタ一体型・完全同調釣竿アンテナ（長さ5m）の調子が悪く、それよりも目立つ釣竿（長さ7m）+ATUで運用しました。受信は完全同調の方がノイズに強くFBですが、送信はどうでしょうか？ データを取るためにReverse Beacon Networkを確認していると、40dBに近いような、とんでもない高いSNRが出る場合は完全同調の方が多い気がします。

この日の朝は電離層のＦ層の伸びが悪く、3.5MHzはカスカスでした。7時台のFO-99は阿智村のPAで待機したところ、残念ながらOFFでした。

飯田市は、事前に調べておいた、天竜峡駅の北にある広い駐車場を利用しました。飯田市も山に囲まれており、サテライトの運用場所探しは苦労しますが、この場所は北東側が開けていて低いパスも運用できました。HFは正規伝搬的コンディションで、14MHzで1エリアが聞こえても、18MHz UPは無感でした。

下條村の道の駅で昼食の後、泰阜村に入ると山に囲まれており、秘境レベルが一段上がります。ここは以前にも運用したことがある役場前のグラウンドの東側駐車場を利用しました。ここならサテライトはとりあえず運用できます。昼間にサテライトが少ない週で、泰阜村のサテライトは12時台のRS-44で一発勝負でした。HFは14MHz止まりで、10MHzは近距離も開けてまずまずだったものの、ハイバンドでQSOが増えず、寂しいコンディションでした。

下條村はインドアスポーツセンター南側の空き地で運用しました。南側は崖から見下ろす形になり、トイレもあります。ここは10MHzのリクエストがあったため、15時台に近距離が開けたタイミングで難なくクリアできました。しかしハイバンドは昼間と同様に18MHzから上がカスリもしませんでした。

サテライトをご希望の某局とつながらないので、3.5MHzに出たらパイルになってしまい、CAS-4Bを見逃したタイミングで某局から書き込みがありました。18時30分までの予定だったところを、19時台のCAS-4Aまで延長して運用することでサテライトでも交信できました。ローバンドのコンディションが良く、出れば呼ばれる状態だったので、ローバンドをご希望の方には結果オーライでした。

帰りは未運用の阿智村を通るので、道端で軽く運用してXW-2AとEO-88にも出ました。完全同調釣竿アンテナはスイッチの接触不良らしく、とりあえず直りました。