2022年3月20日 沖永良部島2日目
リクエストが多かった知名町をこの日に集中させることにしました。知名町の北側の海岸は起伏が激しいため運用に適した場所が少なく、田皆岬や沖泊公園は市街地から遠すぎるので、和泊町と知名町の市街地の間にあるウシジ浜の駐車場で運用することにしました。
ここは日の出が見られる有名スポットで、朝6時前のまだ暗いうちから駐車場が埋まっていました。電離層の様子を見ると7MHzの国内パスが無いようなので、人が通らない崖の下を利用して3.5MHzのダイポールアンテナを設置することにしました。今回の移動運用はフルサイズのダイポールを使っているので、1.9MHzの準備には時間がかかります(といっても10分程度)。
この日の天気は曇りで、日の出の時刻を過ぎても太陽が全く見えず、あきらめて帰るお客さんの様子を見ながらの運用でした。
早速、各バンドでパイルになりました。10時頃までは18MHzで1エリアが開けるなど、まずまずの出来だったものの、それ以降は伝搬のコンディションが悪く、10~28MHzを順番に回るのではなく、その時のタイミングで出来そうなバンドを集中的に攻略することにしました。8エリアと、1エリアのビームアンテナではない局が一瞬だけ28MHzでできた程度で、その他のエリアはほぼ正規伝搬だけの厳しい展開になりました。7MHzも需要があることは分かっていたので、コンディションが悪い時に様子を見てみましたが、沖縄の昼間の伝搬と同じく、国内が局地的に開けるだけで特に成果はありませんでした。
14時30分まで運用した後、和泊町の市街地で食事を確保して、前日と同じ和泊町の運用場所に移動しました。AO-73の後、7~28MHzを順番に上がっていきました。前日トラブルで出来なかった24MHzと28MHzは、出来るのが当たり前の局は何とか確保できました。しかしその後はコンディションが落ちて、14MHzでも国内QSOが厳しくなってきました。
17時30分に再び知名町に戻り、10MHz DOWNに専念します。18時台に7MHzが安定して聞こえてきました。しかし、こちらでは日の入りが遅いため3.5MHzはサテライトを挟んだ19時過ぎ、1.9MHzはさらにそれ以降が良いだろうと判断しました。暗くなると景色が何も見えないため、トイレを利用する人が時々来る程度で、展望台があるスペースは使い放題です(一応、人が通っても良いように柵や石垣に重ねてアンテナを展開しています)。
ローバンドはQSBが激しく、ノイズレベルも高めでQSOの途中で聞こえなくなってしまうこともありましたが、何とか最低限のノルマは達成できた感じでした。サテライトはDX向けにPL47とアナウンスしてCQを出したところ、DXは3局とQSOできました。
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コメント
> ほぼ正規伝搬だけの厳しい展開
確かに18MHz以上は、カスリもしませんでした、残念。
> 出来るのが当たり前の局
ウーム、心当りが…、hi。
投稿: nud | 2022年3月22日 (火) 18:07
今回もありがとうございました。
7MHzが不安定で非常に難しかったです。06県某局の和泊町ができませんでした m(_ _)m
投稿: JO2ASQ | 2022年3月23日 (水) 21:05