2022年4月28~29日 北海道1~2日目
8エリア大移動は今年で14回目になりました(2020年はSTAY HOMEがあったため8月に実施)。
今回の狙いは、サテライトのリクエストが多かった(というか最近誰も運用してない)雨竜郡、石狩郡のほか、2018~20年に3年連続で行った山越郡もHFの需要があるとのことで、移動範囲としてはあまり広くない計画になりました。
最終日にサテライトの需要が多い夕張郡、江別市を予定していましたが、諸事情で1日早く帰ることになり、大変申し訳ありませんが中止とさせていただきました。
敦賀港に着くと、時化のため船の到着・出発が遅れており、到着後の最初の運用地点であった厚真町での運用が怪しくなりました。そこで、わざと乗船待ち車列の最後尾に並ぶ作戦で、最後に乗船すれば最初に下船できるだろうと予想しました。
行きの/MMは、いわゆる三密を避けるため、一部の窓には外が見えないように板が貼られていました(板が金属製かどうかは不明)。さらに、食堂には各席にタブレット端末、出口に自動支払機が新設されていました。そのため電子機器由来と思われるノイズレベルが増大して、サテライトの145MHzダウンリンクはまともに受信できませんでした。午後からは船の揺れが激しくなり、船酔いで手足がしびれる状態(何と表現して良いか分かりませんが)で、RS-44は運用できませんでした。
最後尾に並ぶ作戦は当たりで、船は時間より遅れて到着したものの、すぐに下船できて浜厚真野原公園に移動し、最初のHO-113に間に合いました。ローバンドを遅い時間に運用することはあまり無いのですが、例年では遅い時間にローバンドがスキップする現象がみられたところ、今年はコンディションが良く、近距離から遠距離まで広い範囲で聞こえていました。アンテナは長さ5mの完全同調釣竿ホイップで、3.5MHz CWで宮古島市まで飛んでいたのは驚きました。
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翌朝、最低気温は実測で1℃と出ており、出発前まで最高気温28℃の環境にいたため気温の変化に体がついていけません。中途半端に厚着すると、のぼせてしまうような感じがして、かといって薄着で長時間いると寒気がする状態でした。
最初の登別市はパーキングエリアで運用しました。ここは西側が開けているためCAS-4A、CAS-4Bの運用には適しています。例年では早朝の1.9MHzがカスリもしないことがありましたが、今年は違います。パーキングエリア運用で1.9MHzが7局、さらに3.5MHz、7MHzと順調にQSOが伸びました。
室蘭市は、道路が複雑で道央自動車道から海岸に行こうとすると時間がかかります。白鳥大橋の周辺はロケが悪いので、ここを避けるようにして、崎守臨海公園のパークゴルフ場側の駐車場で運用しました。ハイバンドがガツンと開けることは無いものの、28MHzまで西日本からそこそこ呼ばれるコンディションで、さらに昼間でも7MHzが使えるのが大きいです。おそらく、10MHz CWあたりでは普通の周波数で運用したら記念局以上のパイルになるかもしれません。そこは過度のパイルにならないようにJ-クラスタ回避作戦に出て、程よいペースでQSOが進みました。
伊達市は以前にも運用したことがある黄金漁港で運用しました。ここは西向きに飛び出た突堤で、西から南側はサテライトのマイナス仰角で聞こえます。工事と思われるノイズが気になりましたが、コンディションは良くも無く悪くもなく、といった感じで、28MHzまでそこそこ呼ばれました。ただしQSBが激しく、50MHzはボウズでした。
有珠郡壮瞥町は、サテライトのLOS際を狙うため壮瞥公園の展望台に移動しました。桜が咲き始めており、結構混雑していましたが、狭い林道のすれ違いは何とかなりました。ここも毎回CWではリクエストが多いところで、7MHzも10MHzもコンディションが良くパスがあるため助かりました。サテライトはRS-44の一発勝負で52QSOできました。
最後に、ローバンドでは国内屈指の珍JCCと思われる室蘭市に戻り、ロングワイヤーをアンテナ単独でSWRが下がるように調整して、1.9MHzと3.5MHzを投入しました。弱いEスポが出ており、このような時にはローバンドも近距離に強力な伝搬があります(利用する人はほとんどいないと思いますが)。こちらがまだ明るいにもかかわらず、1.9MHzでは19局できました。
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