2022年10月9日 高知県2日目
この日はサテライトの秘境4か所を計画しました。午後は時間を長めに確保して、日本でも屈指の秘境と思われる檮原町での運用です。
高知市の宿を出発して、まだ暗い中、佐川町の町民プール横の駐車場に到着しました。途中、日高村を通過しました。今回は日高村での運用はありません。
前日よりもHFのコンディションの立ち上がりが遅く、10MHzの近距離はパッとしませんでした。全市全郡コンテスト開催中で、14MHzを見ていると時間帯によって見える局数が変わり、1エリアが見え始めるとバンドスコープが賑やかになります。また、10MHzが激強でも14MHzで聞こえないケースがあり、秋の平均的なコンディションというところでしょう。
越知町は河川敷にある宮の前公園に行ってみると、畑一面にコスモスが満開になっており、コスモスまつりが開催されていました。他に広い場所は無さそうなので、臨時駐車場の端で邪魔にならないように店開きしました。1カ所2時間程度の短時間運用のため7~14MHzを軽く流します。10MHzはコンディヨンが上がってきたものの14MHzは前日ほどの当たりはありませんでした。
仁淀川町に入ると秘境レベルが上がり、役場周辺は完全に谷底です。役場の横の道(最も狭い所で車1台がギリギリ通れる幅)をヘリポート方面に向かい、さらに進んでいくと東側に開けた路肩駐車スペースがあり、そこを利用しました。サテライトはHO-113やJO-97は北側が山なので途中しか見えず、東側にLOSするCAS-4AとCAS-4Bだけを狙いました。昼休み前の時間帯でコンディションは下がってしまい。時間が余ったので18MHzに出てみたもののQSOは困難な状態でした。
仁淀川町から檮原町へ、酷道を1.5時間ほどかけて移動しました。檮原町の中心部は完全に谷底にあります。最初、市街地から西に進んだ高台にある農村広場・体育館に行ってみたものの、北側が高い山で完全にブロックされており、CAS-4A/B以外は運用が困難でした。
市街地をしばらく走り回ると、高台に中波放送の送信所があることに気づきました。送信所の横には公園があり、途中の道が非常に狭く、わざわざ車で来る人はいないと思われ、さらに雨が降ってきて視界が悪くなり通報されることも無いだろうと考え、この場所で運用することにしました。
あとは中波放送局のカブリの確認です。最初に1.9MHzの受信チェックをしたところ、OVFランプが点灯したままで、バンド全体がワサワサして音声のようなノイズが乗っていました。それでも受信はとりあえず可能なようです。他のバンドは全く問題ありませんでした。念のため1.9MHzのコイルを減らして同調周波数を高い方に動かし、放送波の周波数でアンテナ単体のSWRを少しでも上げてフィルターの効果を持たせるようにしました。
コンディションは10MHzだけが絶好調で100QSOを超えました。ハイバンドはあまり良くない感じでした。使える衛星がXW-2CとFO-29しか無く、ここでAO-7を運用してみたものの、SSBのピヨピヨループでは音声の復調が困難なためか、CWで2QSOに終わりました。
夜になると雨が降り始め、高知市まで2時間近くかかることから延長もあまりできません。夕方の近距離スキップが早く、コンテスト開催中とあって3.5MHzなどはお客さん少なめでしたので、雨が強くなる前に撤収しました。
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