2023年3月25日 南佐久郡1日目
使える衛星が少なくなり、4月中旬にはFO-29の停止、さらに4月末頃にはXW-2Aの終了が予想されています。そこで、FO-29が使える間にサテライトでレアな場所を企画しました。考えたのが、サテライトで需要が多い南佐久郡の6町村です(そして、FO-29の千秋楽は奄美へ…)。初めて行く場所になります。
名古屋は3月なのに連日20℃を超えており、昼間は半袖で過ごせる日もあります。最高気温10℃以下の状態が既に想像できなくなっており、衣類として何を持って行くか迷いました。とりあえず、4月末の北海道より少し軽めの装備にしました。
あとは、衛星のパスを見て、山間部の難しい所、具体的には北相木村と南相木村は高い仰角のパスを割り当てます。26日の午後が比較的好条件なので、北相木村と南相木村は26日にしました。25日の昼間は低いパスしか無く、広い平地があり対応可能な南牧村に割り当てました。宿泊は佐久市にして、26日の朝練は八千穂町の方が近く、消去法で25日の朝は川上村、夜は小海町に決まりました。
前日、とりあえず駒ヶ岳SAまで行って車中泊して、朝のFO-29で運用しました。前日から雨が降り続き、川上村に着いた時には冠水している道路があり、農道では泥沼にはまってスタック寸前になりました。キャンプ場の南西の街道沿いに広い駐車スペースを見つけ、大雨で農作業に利用されていないので、そこで運用することにしました。霧で周囲の様子が見えませんでしたが、そこそこ開けているようです。
10MHz CWは相変わらず好調で、今回は14MHz CWで1エリアが入感するようになり、1か月前の浜松市と比較して明らかにコンディションが良くなりました。
南牧村は広い平地があるものの、駐車場が見当たらないので国道から脇道に入った路肩の駐車スペースで運用しました。14MHzが良く、その上のバンドは苦戦しました。それでも、7~14MHzはとにかく運用すれば呼ばれる状態で、QSO数は増えました。雨の方は相変わらず降り続いており、昼間でも最高気温は8℃前後で、冷え込む一日でした。
小海町は松原湖方面などに広い場所があるようですが、移動に時間がかかるので、佐久市に近い側で手軽な場所として、小海中学校の北側の公園を利用しました。東西方向の低いパスは見えません。ここではRS-44、FO-29、FO-99と高い仰角のパスが続き、南北はそこそこ開けていてサテライトは十分に運用できました。サテライトは重要が多く、RS-44のSSBは年に数回しか無いくらいの激しいパイルでした。
サテライトの都合で小海町には4時間以上滞在することになりました。10MHz CWが100局以上できてしまい、特に時間を持て余すようなことはありませんでした。夜まで連続して雨が降り続いて、体調管理が難しい中、1日1,000QSOに到達しました。
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