2023年4月8日 奄美2日目
龍郷町・奄美市・宇検村の3か所を1日で移動します。龍郷町は以前も利用したことがある、とおしめ公園の北側にある漁港に行きました。なぜかGoogle mapには写真だけ載っていて地図がありません。
北からの強烈な風で海水が飛んできて、アンテナや車の窓が塩でガリガリになりました。運用中にダイポールアンテナの端が外れたり、伸縮ポールが通称「スットン」して厳しい環境下での運用になりました。サテライトも東側が完全に開けていない中、何とか最低限のノルマは確保しました。
ハイバンドは14MHzの近距離があまり聞こえず、18MHz UPで強力だった8エリア勢もあまり聞こえません。朝早い時間ではこんなものでしょう。サテライトの都合で10時過ぎまで滞在しなければならず、HFの2巡目で10MHzに出ていると、サイレンを鳴らした消防車(見た目は消防車っぽいですが救急も兼ねている模様)がやってきました。15分後にドクターヘリが着陸してすごい風が来るので、建物の陰に移動してくださいとのことで、急遽撤収して、以前に利用した とおしめ公園の土俵のある駐車場に移動しました。
ここは内陸になるのでサテライトは条件が厳しくなりますが、立ち木が適度にありHFのアンテナを張るには適した場所です。XW-2AとJO-97の間のわずかな時間に10MHzを運用して、前日と同じ奄美市の あかさき公園に向かいました。
奄美市のHFは90分しか無いので、どこかのバンドで捕まって28MHzまで行けなくならないように適度に調整しました(笑)。ところが10MHzが既にパイルにならず、コンディションがあまり良くないため14MHzだけパイルになってハイバンドはほぼ不発に終わり、最後は7MHzで時間調整になりました。サテライトはRS-44の1パスだけでしたが、ロケも問題無く、これで十分行き渡った感じです。
宇検村は、日本で2番目に地形的な意味でサテライトの運用が難しい村と思います(1位は小笠原村、行った人に聞くと場所の制約があるとのこと)。北側に開けた平地が全く見当たらず、集落から離れるとスマホが圏外になるトラップがあります。前回の移動では台風だったため、崩落の危険がある山道に入れず、谷底の平地で運用しました。今回は、風は強いものの雨は降っていないため、湯湾岳展望公園に登ることにしました。村の中心部から山道を6kmほど上がった所にあります。駐車場やトイレが整備されており(ただし、水の出は非常に悪い)、スマホの電波も4Gで十分な強さでした。昼間は写真撮影のお客さんで賑わっていました。
北側には山があり、LOSが早くなります。低いFO-29の東パスでは途中でLOSしてしまい、その後のRS-44、FO-118と続きます。しかしFO-118が停止していることが判明し、SSBが期待できるパスはFO-29の天頂パスしかありません。ロケが悪く、サテライトではノイズやビートがある中、SSB先出しで何とか確保しました。
サテライトの都合でHFの開始が遅くなり、10~18MHzまでは長時間のパイルになって7MHzは短時間運用になりました。本命の1.9MHzは、周囲に人工物が無いためノイズが全くありませんでした。コンディションもそれなりに良くて8エリアともQSOできました。
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コメント
龍郷町18MHz突然のオープン(リアル59++)には血が騒ぎました。QSO有難うございました。
投稿: nud | 2023年4月 9日 (日) 06:51
今日も超短時間オープンで、
24/28MHzだけ呼んでくる1エリアの強力な局への対応で大忙しでした。
ありがとうございました。
投稿: JO2ASQ | 2023年4月 9日 (日) 22:23