IC-905XG
これまで、2.4GHz帯から10.1GHz帯で交信の経験があり、アンテナを所有しているので、設置の準備ができればすぐに運用できる状態です。
以下、カタログ等に載っていない情報のまとめです。
- コントローラー、RFユニット、10GHzトランスバータがセットになっており、RFユニットとトランスバータをアンテナ直下に設置する構造です。コントローラーとRFユニットを接続するケーブルは5mが付属、20mと50mがオプションになっています。5mは、車載で配置を工夫して短いアンテナポールでギリギリ使えるかどうかの長さで、固定で使うには明らかに短すぎます。
- 10GHzを運用する場合、RFユニットとトランスバータを2.4GHz IFで接続するための同軸ケーブル(両端 SMA-P)が付属していません。自分で用意する必要があります。私はとりあえず3D-2Vを0.75mで製作しました。これとは別にコントロールケーブルを接続します。
- 10GHzを運用する場合、2.4GHzのアンテナもトランスバータ側に接続するようになります。10GHzトランスバータを接続した状態で2.4GHzを運用する場合、前述の同軸ケーブルによる損失が発生します。
- RFユニットは144/430/1200MHz, 2.4GHz, 5.6GHzの各アンテナ端子が上向き、コントロールケーブルが下向きに配置されています。しかし、10GHz帯トランスバータはアンテナ端子、コントロールケーブルとも同じ面に配置されており、防水と、2.4GHz IF用の同軸ケーブルを最短で配置することを考えると下向きに配置することになります。
- 5.6GHzのアンテナ端子の隣にGPSアンテナ端子があり、付属のホイップアンテナを接続します。5.6GHzのアンテナを直付けする場合、このホイップアンテナが邪魔になる可能性があります。私はSMA-L型コネクタでホイップアンテナを横向きに設置することを考えています。
- 取説に、内部スプリアスによりSメータが振れることがある周波数が書かれており、その中に 430.0783MHz があり、430MHz CWのコンテスト周波数とカブっています。
- 無線機とは無関係ですが、2.4GHz帯以上では、一般に無指向性のアンテナは利得が低すぎて「戦力になりません」。受信実験をしたところ、某密林で入手できる対数周期アンテナが安価でお手軽です。
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