2023年12月31日 浜松市消滅区移動最終日～2024年1月2日 新区2日目

最終日はホテルのチェックアウトギリギリまで休養して、29日に伝搬のコンディション不良であまりできなかった北区を埋めることにしました。

浜名湖SAで昼食の後、某局を訪問し、いつもの三方原古戦場の駐車場で運用しました。伝搬のコンディションはイマイチで、日没が近くなるとさらに近距離がスキップし始めて、14MHzの近距離と1.9MHzは、ある程度埋められたという感じです。

22時頃に南区と東区との境界付近の南区側の天竜川河川敷に到着して、強風の中、1.9MHzのフルサイズダイポールアンテナを設置しました。

0時になると同時に3.5MHz CWで180208を宣言してCQを出すと、恒例のパイルアップが始まりました。夜の3.5MHzは、コンディションが良ければ近距離のハイパワー局が圧倒的に強くなるのですが、この時は伝搬のコンディションが悪く、1局目は5エリアでした。その後、20県の局が早い段階でパイルアップを抜けており、局地的に聞こえる状態のようです。各局の信号強度が大きく違うため、ほぼ一発でコールサインを聞き分けることができ、30分で70QSOしたところで3.5MHz CWは終息しました。その後、1.9MHz CWは20分ほどで終息して、7MHｚ帯にチャレンジしたものの、国内パスが全く無く、翌朝に持ち越しになり、コンディションが悪いため01:30でスタートダッシュは終了としました。

夜間は強風で、4時30分頃から運用を始めようとすると、3.5MHzのSWRが高く、最初は断線を疑い、ギボシ1個ごとに接続を切り替えてアナライザーで計測をしたため、SWR原因の解明に手間取りました。強風でダイポールアンテナの一部が鉄柵に接触していることが原因でした。一応、予告した5時前には運用を再開できました。

ここで、夜間には誰もいなかったグラウンドに、大型車が次々に進入してきました。大凧を揚げるようです。急いでアンテナを撤収し、南側に離れた場所で最初のRS-44に出ました。ところが、強風でアンテナのビーム合わせが定まらないのと、凧揚げの照明で使っている発電機のノイズが430MHzの受信にも影響して、RS-44の運用はかなり手間取りました。その後、さらに南側に移動し、1.9MHzと3.5MHzは釣竿アンテナを素早く設置して運用を再開し、7MHzは7時頃から良くなると予想してそのタイミングでQSYしました。中央区のCWは他に誰も出ていないようで、RS-44を挟んで、7MHz CWだけで170QSOほどできました。10MHz CWでも長時間のパイルアップが続き、新区最初のパイルアップはひとまず片付けました。あとはハイバンドの上乗せで各バンドを巡回しました。

12時台のFO-29の後、V/UHF帯に出てみました。風は強いものの、雲がほとんど無い快晴で、富士山がくっきり見えていることに気づきました。富士山にビームアンテナを向けると各バンドとも好調で、1200MHz CWでもQSOできました。午後は7～50MHzを再び巡回して16時で撤収し、浜名区の天竜川運動公園のソフトボール場の並びに移動しました。

ここは緑地帯があり、木にアンテナを引っかけると、直線配置では無いけれど1.9MHzのダイポールアンテナが簡単に設置できると考えました。芝生だけの場所では、ダイポールアンテナの端を持ち上げるために地面に何か（フック付き園芸用支柱など）を突き刺す必要があり、そもそも砂利などが多いと地面に刺さりません。

日没が近くなり、10MHzから上はスキップしていました。さすがにローバンドはフルサイズの威力で、1.9MHz、3.5MHzともパイルアップが続き、ベランダアンテナ組とも多数のQSOができました。10MHz UPは翌朝に同じ場所で再チャレンジすることにしました。浜名区初のRS-44はダウンリンクが弱めで、SSBのパイルアップがあまりに凄すぎる上、疲れでデコード能力も低下してドタバタの運用でした。

深夜の仮眠だけで、5時から21時まで、ほぼ休み無しで運用したため、体力的に厳しくなってきました。バッテリーを充電するためホテルに宿泊し、シャワーを浴びてそのまま寝てしまいました。

翌朝は雨になりました。1.9MHzと3.5MHzは釣竿、7～50MHzはダイポールにしました。ハイバンドのコンディションは前日の中央区よりも良い感じで、スキャッターが使えるため1エリアの28MHzなどがそれなりに埋まりました。時間の都合で予定通り11時に終了しました。