2024年4月28日 北海道4日目

この日の予定は、昨年夏の移動で台風のため中止になった、幻のサテライト厚岸町・浜中町・根室市がターゲットです。

朝、釧路駅前のホテルで窓の外を見ると、激しい霧で一時は視界が100mほどしかありませんでした。釧路市のQN22でいつも利用している千代の浦マリンパークには何とか到着しました。時間も限られており、ハイバンドも期待できないので14MHzまで軽く流して次に移動です。

釧路町は、昨年7月の移動で利用した吉良ヶ丘のロケが良かったので、低いRS-44狙いで移動しました。ここも時間が限られており、18MHzまでで時間切れになりましたが、18MHzで1エリアが聞こえており前日よりは確実にコンディションは上がっています。しかし、Eスポにはまだ全然足りず、QSO数もなかなか増えません。

厚岸町は宮園公園で運用しました。サテライトは低いJO-97とAO-73ではうまく回らず、18時台に予備として確保してあったRS-44を厚岸町の別の場所で運用することにしました。HFは21MHzで4エリアあたりが聞こえるようになるものの、24MHzと28MHzは全く聞こえず、1バンド5分間CQルールのために時間だけが過ぎていきます。

浜中町は運用場所があまり見当たらないので、とりあえず茶内ふれあい広場に行ってみると、周囲が住宅地のため使いづらく、途中で偶然見つけた農村運動広場が空いていてロケもそこそこだったので、そこで運用しました。近くにコンビニもあり安心です。ここで3時間運用しました。HFはEスポの気配が無く、21MHzで西日本が時々聞こえる程度です。18時台のRS-44は、厚岸町と浜中町の境界付近は原野のままで野生動物に襲われる可能性があるので、西に数km進んだ集落の隣にある別寒辺牛パーキングエリアで運用しました。

夜になると冷え込みが厳しくなりました。気温としてはそれほど低くないのですが、最高気温25℃の環境に慣れた状態では寒く感じます。根室市と浜中町の境界の国道44号沿いに駐車場があります。浜中町でサテライト未交信の局もおり、根室市は昨年8月の運用でRS-44が停止して以来、サテライトをずっと待っていた方も多いので、根室市側でローバンドとRS-44、浜中町側でJO-97を振り分けて運用することにしました。午前5時過ぎから休憩無しで運用していて疲れたので、さすがに浜中町ローバンドは見送りました。